トビイ ルツのTraveling Mind

セバスチャン・サルガド アフリカ展

現在、恵比寿の東京写真美術館にて、スペインの報道写真家セバスチャン・サルガドのアフリカ写真展が開催中です。

以前に見た映画『ブラッド・ダイヤモンド』や、紛争難民のアフリカ人女性が書いた自伝本『生かされて』、日頃のニュースの報道などを通じて、同じ時代に生きながら、過酷な毎日を送っている人たちがたくさんいるアフリカの現状には、いつも直視できないショッキングさを感じるのですが、サルガドは、その「見捨てられた大陸」とよぶ地に生きる人々と、大いなる自然の風景の姿に正面から向き合って、私達にリアルに伝えています。

今回は「GENESIS(ジェネシス/起源)」をテーマにしたプロジェクトの最新作を含めた100点という大規模展。全作品、デジタルカメラによる撮影だそうですが、デジ特有の荒い粒子の白黒写真の映像が、アフリカの乾いたほこりっぽい空気感を想像させた、力作揃いでした。

展覧会は12/13(日)まで。



by rutsu_tobii | 2009-11-25 22:15 | アート&デザイン

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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