ウィーンでお借りしている部屋の真正面にある家に住んでいる、エルナおばあちゃん。お歳はなんと90歳なのですが、お元気でダックスフンドの犬のアントンと一緒に1人暮らししています。朝起きて窓の外を見ると大抵、暑い夏も寒い冬もお庭の手入れをし、車を運転して買い物や用事に出かけていくアクティブなエルナおばあちゃんに、以前から興味津々だったのですが、先日、初めてお家にお伺いし、お茶をしながらいろいろとお話することができました。
お家の中は、お庭同様、素晴らしく美しく整理整頓されていて、さすがに家事に関して几帳面なオーストリア女性のお家という感じ。お歳を召されていても、身なりもお家の中もきちんとセンスよく暮らしている様子に感銘を受け、ますますファンになってしまいました。
そんなエルナおばあちゃんが、お茶の時間に用意してくれたのは、クラプフェンとクーラーチェ。クラプフェンは、定番のあんずジャム入りのふわふわの揚げパン。クーラーチェはトプフェンというチーズを使った甘いデニッシュのような菓子パン。どちらもウィーンのスイーツの代表で、パン屋さんで普通に売られていますが、エルナおばあちゃんのチョイスは有名菓子店Oberlarオーバーラーのもの。お菓子屋さんがパンをつくるとさらにおいしいと開眼。高カロリーな菓子パンでエネルギー補給しながら、エルナおばあちゃんの人生の歴史を4時間に渡っていろいろとお聞きしたのでした。
by rutsu_tobii
| 2016-11-16 23:59
| 海外の旅