トビイ ルツのTraveling Mind

イコノロジーのすすめ

Numero9月号は「アート特集号」。私もスピリチュアリストで象徴研究家の暁玲華先生と一緒に、企画から執筆までイコノロジーについての記事で参加させていただきました。

ベストセラーで映画化もされた『ダヴィンチ・コード』で、絵画に隠された暗号や意味を探っていく「イコノグラフィー(図像学)」の認知がより一般的になりました。「イコノロジー(図象解釈学)」は、イコノグラフィーの鑑賞技術をさらに発展させて、作家の深い心理状態や表現メッセージを読み解いていくもので、ヨーロッパを中心にアートの鑑賞法として研究されている学問です。
絵を鑑賞していて、特に近代・現代アート作品で「何が言いたいのか、ぜんぜんわからない」、ひいては「わからないから、好きじゃない」という気持ちになった経験は、誰でもあるのではないでしょうか。もしイコノロジーの知識があれば、作品の理解をあきらめてしまわずに、手がかりをもとにより深い鑑賞を楽しむことができますし、見た目は興味がもてない作品にも、新しい発見をすることがあると思います。

今から1年ほど前に、初めてイコノロジーについて暁先生からお話を聞いた時に、すごく興味をそそられました。誰でも簡単にできることではなさそうでしたが、なんだかイコノロイジーがわかると、アートだけでなく、毎日の生活が豊かになりそうな気がしました。そもそも常々、世間の評価と関係なく、純粋に「名作と駄作はどう違うのか」、「ホンモノとそうでないものはどう見分けられるのか」不思議に思ってましたし、日常生活においてスーパーで野菜や魚を見分けるにしろ、人間関係や状況判断にしろ、「鑑識眼」があると、いろいろ役にたちそうだなあー(笑)と思っていたからです。

今回は、近代以降の人気&有名作家の絵画、建築、写真、造形作品など異なるジャンルの6作品をとりあげています。掲載になるまでの間、先生にはかなりたくさんの興味深い講義をしていただいたのですが、こぼれてしまった内容については追々、雑誌の中でご紹介できたらと思っています。
今回のNumeroの記事を読んだだけでは、さすがにいい野菜の見分け方に至るまで、話がどうつながるのかわからないかもしれませんが、ル・コルビジュエの建築など、6作品のひと味違った鑑賞方法は楽しめると思いますので、ぜひぜひ読んでみてくださいね。



by rutsu_tobii | 2007-07-30 10:00 | アート&デザイン | Trackback | Comments(0)
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トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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