エミリー・ウングワレー展
六本木の国立新美術館で行われているエミリー・ウングワレー展に行ってきました。オーストラリアのアボリジニの女性アーティストで、晩年になってからアート活動をはじめ、90歳近くで亡くなるまでの約8年間で3、4000もの作品を創ったというから驚きです。
作品は、アボリジニの伝統的な儀式であるボティペインティングや器具にほどこす装飾にインスピレーションを得た、ドット模様や縞、曲線の抽象画。多くは故郷のオーストラリア中部の砂漠地帯アルハルクラに捧げられたものなのですが、特にその自然の移り変わりや有様を、ひたすら色やリズムが変化する「点々」のみで表現した点描画は圧巻です。
バリやインドなどの宗教絵画にみられるような「繰り返し」のモチーフは、延々に続くお経の唱えに例えられますが、彼女の作品にも、故郷に対する敬虔なひたむきさを感じます。点や線は、シンプルな生命の表現という感じでしょうか。ひたすら「点々」を描いていた時は、どんな気持ちだったのでしょう。プリミティブ(原始的)なのに、宇宙的な感じがするのも、おもしろいところです。
オーストラリアはまだ、行ったことがなく、アートシーンも特に興味をもったことはありませんでしたが、この展覧会は楽しみました。
地下1階の『スーベニアフロム東京』は、すっかり夏らしい品揃えになっていました。
私の大好きな姉妹アーティストがてがける『京東都』のてぬぐいや浴衣が大フューチャーされて、日本の夏を楽しむ現代風な風物アイテムがいっぱいです。
作品は、アボリジニの伝統的な儀式であるボティペインティングや器具にほどこす装飾にインスピレーションを得た、ドット模様や縞、曲線の抽象画。多くは故郷のオーストラリア中部の砂漠地帯アルハルクラに捧げられたものなのですが、特にその自然の移り変わりや有様を、ひたすら色やリズムが変化する「点々」のみで表現した点描画は圧巻です。
バリやインドなどの宗教絵画にみられるような「繰り返し」のモチーフは、延々に続くお経の唱えに例えられますが、彼女の作品にも、故郷に対する敬虔なひたむきさを感じます。点や線は、シンプルな生命の表現という感じでしょうか。ひたすら「点々」を描いていた時は、どんな気持ちだったのでしょう。プリミティブ(原始的)なのに、宇宙的な感じがするのも、おもしろいところです。
オーストラリアはまだ、行ったことがなく、アートシーンも特に興味をもったことはありませんでしたが、この展覧会は楽しみました。
地下1階の『スーベニアフロム東京』は、すっかり夏らしい品揃えになっていました。
私の大好きな姉妹アーティストがてがける『京東都』のてぬぐいや浴衣が大フューチャーされて、日本の夏を楽しむ現代風な風物アイテムがいっぱいです。
by rutsu_tobii
| 2008-07-05 11:00
| アート&デザイン
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