柴田敏雄展
恵比寿の東京都写真美術館で開催中の写真家、柴田敏雄氏の写真展『ランドスケープ』を観てきました。とってもよかったです。
撮影に選ばれた場所は、ダムや山間部の工事現場、高速道路など、通常、人がじっくり鑑賞するような場所ではないのですが、フレームに切り取られた風景は、コンクリートがつくり出す幾何学模様や独特の質感だったり、規則正しく木が植林された田園だったり、息をのむほど美しい新鮮な驚きがあります。人間の手の加えられた自然の風景を撮ることで、人間の営みを表現しているのだそうですが、どの場所も殺伐とした風景ではなく、なんとなく温かみがあるのはそのせいでしょうか。
展示写真のほとんどは日本の自然の中にある風景ですが、日本には牧歌的な風情とはまた違うフォトジェニックな場所がたくさんあるのですね。作品名はどれも県市町村名になっているので、撮影された実際の場所に行って、写真と見比べてみたい気がします。
プロフィールによると、柴田氏は、東京芸大で油絵を学んだ後に、ベルギーのゲントに留学したのを機会に写真を学ばれたのだとか。帰国した後に、風景の見え方がずいぶん変わったそうですが、平野で単調なフランダースと、山がちで変化に富んだ地形の日本とは、かなり違ってみえたことでしょう。
展覧会は2月8日まで。
撮影に選ばれた場所は、ダムや山間部の工事現場、高速道路など、通常、人がじっくり鑑賞するような場所ではないのですが、フレームに切り取られた風景は、コンクリートがつくり出す幾何学模様や独特の質感だったり、規則正しく木が植林された田園だったり、息をのむほど美しい新鮮な驚きがあります。人間の手の加えられた自然の風景を撮ることで、人間の営みを表現しているのだそうですが、どの場所も殺伐とした風景ではなく、なんとなく温かみがあるのはそのせいでしょうか。
展示写真のほとんどは日本の自然の中にある風景ですが、日本には牧歌的な風情とはまた違うフォトジェニックな場所がたくさんあるのですね。作品名はどれも県市町村名になっているので、撮影された実際の場所に行って、写真と見比べてみたい気がします。
プロフィールによると、柴田氏は、東京芸大で油絵を学んだ後に、ベルギーのゲントに留学したのを機会に写真を学ばれたのだとか。帰国した後に、風景の見え方がずいぶん変わったそうですが、平野で単調なフランダースと、山がちで変化に富んだ地形の日本とは、かなり違ってみえたことでしょう。
展覧会は2月8日まで。
by rutsu_tobii
| 2009-01-17 00:43
| アート&デザイン
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