トビイ ルツのTraveling Mind

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ペンキ塗り

梅雨の真っ最中ですが、気温がまださほど高くないので助かります。というのも、祖母の家を仕事場のアトリエとして使わせてもらうことになり、毎日せっせと少しづつDIY作業中。まずはぜひやりたかった部屋の壁のペンキ塗りを始めました。

約20年ぶりの壁のペンキ塗り。アントワープで部屋を借りていた時以来です。壁の色を自分で好みの色に塗り変えたい!という欲求を『アントワープへの招待』という自著で語っていましたが、その頃と変わらず未だにペンキ塗り大好き。東京でもウィーンでも賃貸の部屋では難しかった長年の欲求を満たすべく、まずは台所の古い壁を白い珪藻土で2度塗りしました。無臭で環境にも安全な珪藻土はローラーで塗るとムラなく塗れます。
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仕事場にする居間の板壁は、水性ペンキで刷毛を使ってペイント。白色で2回下塗りして茶色の木目を隠してから、さらに2度ペパーミントグリーンに重ね塗りして仕上げました。さらにその隣のピアノのある小部屋は、音楽の都ウィーンのテレジアンイエローをイメージして黄色にペイント。昭和な家がちょっとだけサマーハウス風の夏らしい雰囲気になりました。

巷では女性のDIYが流行中だそうですが、繊細な筆遣いが必要なペンキ塗りは、案外女性向きかも。うまく塗るコツを調べて実践してみましたが、①ペンキ(水性)を水で薄めること(1割程度の水を加える)②ハケまたはローラーにペンキを少量ずつつけて、垂れないように、よくしごいてから少しづつ塗ること ですね。
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ペンキを塗りたくない部分は、きちんとカバー。DIYショップで調達した紙テープや、テープとビニールシートが合体した専用カバーが便利です。刷毛やローラーにペンキをつける時に、気をつけないとペンキが結構、広範囲にハネてしまうので注意。はみ出しやハネがあった場合は、ペンキ薄め液(油性)でゴシゴシすると落ちます。

ローラーや刷毛で壁の隅々まで塗っていく作業は、同時にちょうど家に聴診器を充てて調子をみるような感じでもあります。柱のゆがみや板の穴あきやカケ、虫の通り道などを発見して、家の具合をみれるのです。結構あちこち歪みがみられますが、かなりお年寄りの家なので仕方ありませんね。

集中力がいるため、ハケを上下に動かしているうちに無の境地になれるところも、ペンキ塗りのいいところ。(笑)私の場合、夢中になって10リットル分ほどものペンキ塗りをしたせいで右手が少々、腱鞘炎気味です。事前の手首の準備運動も忘れずに。



by rutsu_tobii | 2014-06-30 23:59 | その他 | Trackback | Comments(0)

グランド・ブタペスト・ホテル

ブダベスト。まだ行ったことないんです。ハンガリーの首都はウィーンから電車でわずか2時間程度。未だ足を踏み入れたことのないこの土地のイメージは、ウィーンをもっと牧歌的でノスタルジックにしたイメージ。ウィーンとはまた違った古い街並やカフェ文化、アールヌーボー建築が美しく優雅なセーチェーニやゲッレールトの温泉は憧れです。

そんなブダベストのイメージを抱きつつ、ウェス・アンダーソン監督の話題作『グランド・ブタペスト・ホテル』を観てきました。前作『ムーンライズ・キングダム』同様、色の配色、登場人物の服装や小物、立ち位置と、どの場面を切り取っても美しい絵になるハイセンスな美意識溢れる映像。風変わりな登場人物(子供達も含め)、ユーモアとペーソスを絡めたストーリーと、今回も時間も忘れて見いってしまいました。

この映画、実は監督自身の好きなオーストリアの作家、シュテファン・ツヴァイクの捧げられたものだそうですが、実際、ブタペストというよりもウィーンを思わせる部分がたくさんでてきます。中でも映画の大事な要素である、おいしそうでカラフルなお菓子。ピンク色が印象的な箱に入ったMENDL'Sは、同じピンク色がイメージカラーのウィーンの人気コンディトライのチェーン店Aidaを思い出してしまいました。そのお菓子コーティザン・オウ・ショコラ、日本国内では映画とコラボしたいくつかの菓子店が期間限定で販売しているようですが、ぜひAidaに作ってもらいたいなあ。





by rutsu_tobii | 2014-06-26 23:59 | エンタテイメント | Trackback | Comments(0)

オーストリアのチップ事情

夏至を過ぎてほとんどの学校の夏休みが始ったヨーロッパでは、本格的な旅行シーズンに突入。ちょうど日本から友人がウィーンへ旅行するというので、現地事情について情報をシェアしていたのですが、ちょっと説明が面倒だな、と思ったのがチップ事情です。
西ヨーロッパでは、かなり前から特別な場合を除いて一般的にカフェやレストランでのチップが不要になっていますが、オーストリアでは未だにチップを渡すのが一般的。地元のオーストリアの友人達によると「請求金額の15%がチップの目安」とのこと。みんなかなりきっちり計算して、チップ分を足した金額をテーブルにて給仕人に渡しています。

けれども最近の旅行ガイドによると「5%」とか「端数を繰り上げて、切りのいい金額を置く程度でよい」という話もきき、どうやらチップ事情は過渡期のよう。特に外国からの観光客も多い街中のカフェやレストランでは、すでにそんな事情を汲んでか設定料金もやや高めなので、場所とサービス内容にあわせて5〜10%位が妥当いうのが個人的な感覚です。おそらく地元の人たちは、昔からいきつけのご近所のホイリゲやバイスルの手前もあって、最近のチップ事情の情報がアップデートできていないのではないかなあ。EUの通貨統合が進んだとはいえ、チップ事情はヨーロッパではまだまだ統合されていない模様です。



by rutsu_tobii | 2014-06-23 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

Sofar Sounds Tokyo

1年の折り返し地点の6月。毎年この時期になると、私はこの半年間で何を成し遂げたであろーかと、少なからず我が身を振り返ってみたりします。
その我が身はさておき、私の旧い女友達の一人が、「ある計画」について熱く語っていたのは、ちょうど今から半年前の昨年12月でした。プライベートな家の一室に見知らぬ人々が集まり、共にアーティストが奏でる心地よいライブ音楽を楽しむ...。2009年にロンドンで始まり、世界40都市以上で行われているこの試みを、ぜひ東京でもやってみたいというのです。そして4月、東京でついに『Sofar Sounds Tokyo』がローンチしました。
ソファーサウンズ。リヴィングルームの真ん中にある、フカフカのクッションやウールのひざ掛けが置かれた大きな長椅子。人も犬もネコも一度座るとなかなか動きたくない…友人から初めてその名前を聞いた時、真冬だったせいかそんなイメージが頭に浮かんだのですが、それから半年の夏至も近い6月15日、早くもSofar Sounds TokyoのVol.2が都内某所で開催されます。

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写真はSofar Sounds TokyoのFBからお借りした第1回目のライブの様子。神宮前The Shareにて。

Sofar Soundsは、クローズドのイベントで毎回変わる開催場所も出演アーティストもすべてシークレット。事前に観覧を希望した人達にだけ日時と場所のお知らせが届きます。そしてライブ録画は、後に配信されて世界中の人々が目にすることできる「閉じてるけど開いている」イベント。スタッフは全てボランティアで、費用もイベントの参加者や関係者からの寄付で行われています。

こんな風に手作りで世界中のあちこちの都市で行われているSofar Soundsですが、4月の時点で43都市と発表されていた開催の都市数は、現在なんと84都市と2倍近くにまで激増したのだとか。きっと多くの人達が、リラックスしながらも刺激的な、新しい音楽と人との冒険的な関係性を求めているのですね。
もしかしたら今から半年後には、東京以外の日本のどこかにもSofar Soundsののろしが上がっているかもしれませんね。

Sofar Sounds HP
Sofar Sounds Tokyo Facebook
世界各国のSofar Soundsのライブの映像



by rutsu_tobii | 2014-06-13 23:59 | エンタテイメント | Trackback | Comments(0)

一輪挿し

先日、別府の観光港で行われた蚤の市で、若い作家さんが作った一輪挿しを買いました。高さは5cmにも満たないとっても小さな一輪挿しなので、野花を入れるのにちょうどいい感じ。デスクトップに置いても、作業のじゃまにならないサイズです。
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名前はわからないけど、実家の庭に咲いていた白い可愛い花。小さなお花のミクロコスモスの世界を楽しみました。



by rutsu_tobii | 2014-06-08 23:59 | アート&デザイン | Trackback | Comments(0)

シルバーパワー

九州に続き、関東も梅雨入りしましたね。ここ3年ほど、梅雨から真夏にかけての時期はウィーンにいて、湿気と暑さを体験せずにすんでいたのですが、今年は引き続き祖母の家の整理と、それに伴う新しい計画のために、日本で夏を過ごします。

今日は梅雨空を気にしながら、祖母の家にあった家具などの粗大ゴミから、細々した不要品までほとんどを運び出す作業を行いました。処分をお願いしたのは市が運営するシルバーセンター。全国にある交益社団法人のシルバーセンターでは、高齢者の方々にいろんなお仕事を提供しているそうなのですが、ゴミの運搬処理もそのひとつ。見積もりをとるとどの業者さんよりも格安で、シルバーセンターの方いわく「利潤目的ではなく、あくまで高齢者の方たちにお仕事を通じて生き甲斐を提供するため」とのこと。両者にとってよいのは何よりです。

とはいえ、大きな家具もたくさんあるのにおじいちゃんたちで大丈夫?と少々、案じておりましたが、全く心配無用でした。やってきたのは60代とおぼしきおじいちゃん3人。事前に「ちょっと耳の遠い方がいる」と聞いていたので、処分品には目印に赤い紙を貼付けておいたのですが、その甲斐もあってか、おじいちゃんたちはスピーディに処分品を家から運び出し、庭先に山と積んでいきます。運べそうもない大きなタンスは、その場でバッキバッキと鉄のバールで叩き割り、窓からポイ投げするたくましさ。潔くスマッシュ&スクラップする様子に、「もったいない」とか「淋しい」とか、いたたまれなくなることもありませんでした。実は家具類はまだ状態が新しくて、リサイクルショップなどでひきとってもらえないか見てもらったのですが、大きすぎることや、エンジ色系の塗装(業者の方いわく1980年代風)は人気がないスタイルと断られてしまっていたので、致し方ありません。(ちなみにもっと古い時代の和ダンスは、かえって値段がつくそうです)
その他にもリサイクル処理が必要な洗濯機やテレビ、庭のガラクタも全部きれいに回収。きっちり3時間で仕事を終わらせてくれました。
処分品は1tトラック2.5台分とゴミ収集車1台分。先月すでに本や衣類は別に処分していたので、実際の量はそれ以上です。

ゴミを捨てるにもお金がかかる昨今。私が3年前に東京の部屋を引き払った際の荷物は、リサイクルショップにほぼ無料提供する形で持っていってもらいました。遺品整理の業者などは、遺品の貴金属類を渡すことを条件に作業を行うところもあるようです。ちなみに、ウィーンの友人は、ご両親宅の遺品整理の際には、ハンガリー人の古物商に頼んで引き取ってもらったのだとか。無料のかわりにドアノブや水道のシンクに至るまで一切合切、持っていったそうです。その後、ナッシュマルクトの市場あたりに品がでていたのかも知れませんね。(笑)



by rutsu_tobii | 2014-06-06 23:59 | 社会 | Trackback | Comments(0)
トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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