トビイ ルツのTraveling Mind

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リンドウのお酒

今年の冬はかなり暖冬のようですが、それでもだんだん気温が下がってきた昨晩、エンチアンのシュナップスを飲んでみました。

オーストリアの名産のシュナップス(蒸留酒)は、アプリコットや洋梨など果実を使ったものが一般的ですが、先日までおこなわれていたシューンブルンのクリスマスマーケットで、エンチアンのシュナップスが売られていたのです。

エンチアンとは何ぞや?と思ったのですが、ボトルに透かし彫りしてあった花の模様から、リンドウということがわかりました。胃腸によい薬効成分があるそうで、自家製らしいシンプルなボトルも気に入り買ってみました。
苦みばしった独特の味で、おいしいというより「効きそう」。41度もあるので、ほんのちょっとづつしか飲めませんが、体も温まります。

ウィーンでは、いつも自然に癒し、それからインスピレーションをもらってるなあ。そういえば、蒸留酒は英語で「スピリット」っていうんですよね。

クリスマスから新年にかけては、何かとおいしいものを食べ過ぎてしまう時期。みなさまも体をいたわりながら、楽しい年末年始をお過ごしください。
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by rutsu_tobii | 2015-12-30 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

特別なクリスマス

今年のクリスマスは、大家さんと友人家族のお宅に招いていただき、それぞれのお家ならではのクリスマスのスタイルを経験させてもらいました。

お料理の得意な大家さんのご家庭のクリスマスのメイン料理は、鯉。中央ヨーロッパではクリスマスに魚を食べる習慣があるのは知っていましたが、実際に食べるのは初めて。大家さんのお宅では、シュニッツエルのように衣をつけたオーガニックの鯉をたっぷりの油で焼き、レモンを絞っていただきました。 
アーモンドの粉を使ったヴァニラキプフェルや、リンツァーオーゲンとよばれるあんずジャムを使ったクリスマス菓子も、大家さんの手作り。日頃からしょっちゅうお菓子を手作りしてはおすそわけしてくれるのですが、家庭料理の温かさがいっぱいのお食事でした。

友人宅でもいろいろと珍しいものをいただきました。クリスマスケーキは、ニュージーランドから帰国中のお姉さんが手作りした「パブロヴァ」というメレンゲケーキ。白いメレンゲと生クリームにイチゴが乗ったケーキは、ニュージーランドのクリスマスケーキの定番だそうです。
木の実から作ったほろ苦い蒸留酒も、初めて飲みました。青いカシューナッツを使って作るシュナップス。とある農家の女性がお父さんから受け継いだオリジナルのレシピで、クリスマスマーケットで売る時だけに作るものだそうでした。

お家の居間に2mほどの高さの大きなクリスマスツリーが、美しく飾りつけられていました。ツリーの下には、宛名が書かれたプレゼントが置かれています。部屋の電気を消して、ツリーにつけたロウソクに火を灯すと、部屋にいたみんなが一緒に「もみの木」や「きよしこの夜」を静かに歌い始めました。もちろんドイツ語なのですが、日本でも親しまれている歌が聞けた親近感と、クリスマスならではの親密で温かい雰囲気にとても感動した瞬間です。

クリスマスツリーの下には、友人家族から私宛へのカードがあって、そこには、後日受け取る素敵なプレゼントのことが書かれていました。今年のクリスマスは、たくさんの人のおかげで、とても特別なものになりました。
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by rutsu_tobii | 2015-12-26 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

クリスマスイヴの赤いキャンドル

朝起きると、まだ辺りが暗い中、お向かいに一人で暮らすエルナおばあちゃんの家の前に、赤いキャンドルがひとつ、灯されているのを見つけました。いつのまにか小さなクリスマスツリーも飾られています。クリスマスイヴの朝です。

クリスマスツリーは、クリスマスまでのアドベントの間から飾られていると思っていましたが、多くの家庭では、クリスマスイヴの午前中に飾り付けをはじめ、新鮮なモミの木の様子をクリスマスから1月6日の三聖王祭あたりまで楽しむのだそうです。

イヴの日は午後から店も早じまいしはじめ、夕方には車の往来も減って、ご近所はぐっと静かになりました。

日没の16時過ぎ、近所にある墓地にでかけました。友人のご両親のお墓参りです。暗くなってから墓地に行くのは、普段ならあまりいい気持ちはしませんが、「あちこちに灯った赤いキャンドルがとてもきれいよ」と友人に言われ、行ってみたのです。

まだほんの少し明かりが残った空、冷たい空気の中で光り始めた大きな満月が浮かんでいました。広い墓地の中で、ポツン、ポツンとあちこちに灯された赤いキャンドル。とても神秘的な風景でした。
暗くなった墓地は寂しいどころか、人々が来ては去り、普段より賑やかな気さえします。

「クリスマスは家族の日だから。亡くなった家族も思い出して、訪ねに行くのは、あたりまえのこと」

階下に住む大家さんも、同じ墓地にあるご家族のお墓に、やはり暗くなってからお墓参りに出かけたそうでした。
お墓で見た赤いキャンドルは、ご家族を思って捧げられた温かなともしびだったのですね。

人々のいろんな思いをこめた赤いキャンドルが、クリスマスの間にあちこちで灯されることでしょう。




by rutsu_tobii | 2015-12-25 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

クリスマスマーケット

クリスマスの1ヶ月前のアドベントの期間中に行われるクリスマスマーケットも、そろそろフィナーレ。ウィーン市内の各地で行われるマーケットは、場所ごとに雰囲気も出店の特色も違うので、あちこち欲張って出かけてしまいます。

商業的すぎる、と地元の友人たちは敬遠する市役所広場のクリスマスマーケット。とはいえ豪華なイルミネーションと、たくさんの出店の賑やかな雰気気が楽しくて、やはり足が向いてしまいます。まるで遊園地にいる気分。
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旧市街地にある歴史の長いAm Hofアム・ホーフのマーケットで「BAUMKUHENバウムクーヘン」の店を見つけました。元祖バウムクーヘンは、日本のお菓子のバウムクーヘンとは見かけも味も違い、パン生地のようなものを鉄の棒に巻き付けて機械で焼き上げます。出来たての熱々のバウムクーヘンは、薄くカリッとした生地が香ばしく美味!とても気に入ったのですが、アム・ホーフの市場でしか見かけませんでした。
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反対にどこにでもある定番は、寒い日に体を暖めるグリューワインやパンチ(オレンジやりんごのシロップとハーブの飲み物)。マーケットや店によってカップが違い、記念に持ち帰ることもできます。(飲み物の注文時に別途カップの金額を保証金としてを支払います。カップを返却すると保証金が返ってくる仕組み)
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マリア・テレジア広場の市場では、今年はパステルカラーの長靴型カップでした。
カップだけでも販売されています。きっと毎年コレクションしている人もいるんでしょうね。
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Am Hofで飲んだパンチのスリムなシルエットのカップが気に入り、今年の記念に持ち帰りました。

クリスマスマーケットは大抵12/26までに終わってしまいますが、新年には再び市役所広場をはじめ、いくつかの場所でニューイヤーマーケットが行われます。




by rutsu_tobii | 2015-12-23 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

ウィーンの冬至

ウィーンで冬至を迎えています。

今年は異例の暖冬のようで、今のところ雪らしい雪も降っていない様子。最高気温が10度を超える冬至は、私も今まで体験したことがありません。

街のあちこちで行われているクリスマスマーケットをはしごする分には、快適な気温。とはいえ、名物の温かいグリューワインを飲むと汗をかいてしまうくらい暑いのは、どうも情緒にかけるようで複雑です(笑)。

クリスマスマーケットですが、年々、営業時間が長くなっている模様。12/23までで終わるところもあれば、観光名所にもなっている市役所広場やシューンブルン宮殿広場の市場は、クリスマスイヴや25日も開催されます。
日本のお正月もそうですが、クリスマスも人が慌ただしく働くのは、気候の温暖化と無関係ではないのだろうなと思う冬至です。

個性的なクラフトマーケットで人気のSpittelbergシュピッテルテルベルグの市場で、大きなアロマポットとアロマオイルを手に入れました。

アロマはレモングラスとユーカリのミックス。どんよりとした暗い曇りの冬の日でも、しゃきっと爽やかな気分にさせてくれる、冬至の日にぴったりの香りです。
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by rutsu_tobii | 2015-12-22 19:00 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)
トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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