トビイ ルツのTraveling Mind

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読書感想文&感想画の季節

お盆を過ぎて、夏休みも残り少なくなってきた頃ですね。

子供たちは宿題の読書感想文や感想画にがんばっていることでしょう。
そして、それをお手伝いするご父兄の方々も(笑

3月に出版した拙著『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』が、平成29年度の長野県のすいせん図書に選ばれていました。

長野県! 

取材で軽井沢に何度か訪れたことがあります。

仲良くしていただいていた編集者さんのお家で、お伺いした皆さんとそばを手打ちして食べたことがあったなあ、川上庵のくるみダレのそばもおいしかったなあ、草花の染織家さんは今日も山道を歩いているのかしら...などなどひさしぶりにいろいろと思い出してしまいました。

目や鼻や舌、五感をたくさん使って感じた経験は、なかなか忘れないものです。

『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』では、「ことば」のにおいや温度、手ざわりなどを感じるじゅぎょうをします。

この本を、子どもには理解がむずかしい本だと考える大人の方もいらっしゃるようですが、本のむずかしいと感じたところ、おもしろかったところ、本にでてくるじゅぎょうのように、ことばから感じたにおいや色を、一緒におはなしながら楽しんでみてくださいね。








by rutsu_tobii | 2017-08-19 19:00 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』とは(3)

「しまうまシリーズ」では、どの作品も「ちがうこと」が大きなキーワードのひとつになっていました。

『どうぶつびょういん』では、他の子どもたちとちがうために、仲間はずれで悩んでいる男の子が登場しました。

『しまうまのしごとさがし』では、しまうまの子どもが、みんなとちがった自分の「シマシマ=個性」の大事さに気づきます。

『しまうまのたんじょうび』では、さらに多くのどうぶつの子どもたちが、それぞれのちがいから困難にぶつかりますが、ある出来事をきっかけに、ちがいは問題ではなくむしろ大切なことなんだと気づく、多様性のお話でした。

『どうぶつがっこう』では、しまうまの子どもと人間の子どもが、互いのちがいの中からおなじところを見いだして仲良くするという、「こころの視点の持ち方」を、どうぶつの先生から学びました。

そして『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』では?
今回は、人間の子どもたちは、どうぶつの子どもたちと「ことば」の勉強を通じ、ちがいはあってもこころはおなじと気づき、気もちが通じあえることを学びます。主人公のしまうまの子どもも、自分とまったく反対でちがうと思っていたともだちと交流しながら、自分の問題と向き合う中で成長します。

「ちがい」というのは、常に他との関係の中でうまれます。そのちがいが大きいと、困難なことが生じることもしばしばです。

考え方のちがい、性格のちがい、男女のちがい、民族や国のちがい...。

白か黒か、賛成か反対か。

「ちがい」を理由に両者を真っ二つに分断し、対立する現象は、身近な場所からニュースで見る世界の遠いところまで、スケールもさまざまにたくさん起きています。

分かれたままでいいのかな? 本当に自分が正しくて、相手が間違っているのかな? 

問題を解決するには、二つのちがう者が話し合い、交流していくことで可能なんじゃないかな?
そうすることで、お互いに成長できるんじゃないかな?

「ちがう」こととおなじくらい「おなじ」ことに注目する。

しまうまくんとくろしまうまくんは、誰もがそのことに気づき、大切にしなくてはならない関係の象徴なのです。





by rutsu_tobii | 2017-03-27 21:00 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』とは(2)


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「どうぶつがっこう」は、「じぶん」について、こころで「じっけん」や「けんきゅう」をする学校。主人公のしまうまの子どもは、今回も新しい「はっけん」をします。ナゾの生徒、「くろしまうまくん」の登場によって。

本を読んだあなたは、「くろしまくん」ってだれ?
と、きっとフシギに思うことでしょう。

どうぞ何度でも本を読み返して、考えてみてください。
「だれ?」ってしつもんしてみてください。

だれに?

何かわからないことがあった時、あなたはだれにしつもんしますか?
さんすうの答えがわからなかった時、
道にまよった時、
困ったことがあった時...
一番たくさん話しかけたり、そうだんしているのは、だれ?

時には「ええっ」とおどろくような考えや、じぶんと反対のことを言ったりするかもしれませんが、あなたが成長するための一番の「おともだち」かもしれませんよ。




by rutsu_tobii | 2017-03-23 21:00 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』とは(1)



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「しまうまくんといっしょに こころの中をのぞいてみよう!」

「こころ」って何? 「じぶん」って...だれよ?

大人にとっても難問です。子供の時から学んでおいてソンはありません。(笑)

今回も前作に引き続き、お話の舞台は「どうぶつがっこう」です。にんげんの子どもたちは、じぶんのこころのより深いところを「かんさつ」して、どうぶつの子どもたちと一緒に「ことば」について学んでいきます。

動物にはなくて、人間だけがもつ「ことば」の力ってすごいな、と思います。たった「一言」が「一押し」になるような勇気をもらったり、反対に打ちのめしてしまうような「一撃」になったり。

「ことばに傷つく」とか「ことばに癒される」という表現があります。実際にことばで笑顔になったり、涙がでます。怒鳴り声のことばは、怒鳴った方も怒鳴られた方も、息苦しくなります。

ことばは「こころ」を通じて、からだと繋がっているのだなあ、
とからだの反応で気がつきます。

ことばを「感じる」。
あたたかい毛布になったり、ひんやりしたナイフになることを。

人間らしい思いやりあることばのつかい方は、動物のように五感を研ぎすませることで、できるんじゃないかな、と思います。
「ことばのもつ意味や力」について、こころとからだを通じた「かんさつ」で深く理解することは、ことばによる暴力やいじめをなくすことにもつながるんじゃないかな、と思うのです。

今日もこの瞬間も、子どもたちの間で多くのことばが交わされています。
教室で、校庭で、電話やメール、LINEやTwitterみたいなソーシャルメディア上で。

ことばが、自分や他人の心を平和にしたり、乱したりする、ひいては大きな世界に影響力を及ぼすことを、ことばを学びはじめる子供の頃から自覚することは、今までにもまして大切な時代なんじゃないかな、と思います。





by rutsu_tobii | 2017-03-22 12:00 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』発売

「しまうまシリーズ」5作品めの『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』が本日3/21に発売になりました。                            
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本屋さんに並ぶのは2日後くらいからのようですが、オンライン書店でもすでに予約が始まっています。

しまうまシリーズは2008年に出版された1作目『どうぶつびょういん』から始まって、今年で9年目。毎回、新たな気持ちでいろんな表現を試しているのですが、結果、すべての本で主人公のしまうまくんをはじめ、表情や雰囲気がちょっとづつ違っています。

今回は、表紙が1作目以来のカラー。他にも今までとちょっとづつ作りが違うところがあるので、手にとって見つけてみてくださいね。

前作の『どうぶつがっこう』の続きのお話という設定をとってはいますが、独立したエピソードでもあり、前回登場した先生や人物もお話の内容にあわせた表現上、雰囲気が異なりますが、とても気に入っています。他のシリーズと読みくらべて、そのあたりも読者にもまた新たな気持ちで楽しんでいただけたらいいな、と思います。

そして今回は、しまうまくんも人間の子どもたちも「こころ」、そのより深いところで、どうぶつの子どもたちと一緒に学んでいきます。





by rutsu_tobii | 2017-03-21 12:30 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

本ができました

新刊『どうぶつがっこう とくべつきょうしつ』の見本が届きました。
当初決まっていたスケジュール通りに出来上がって、ほっとしました。
というのも、今回は印刷にまわす直前も直前、原稿の責了日に表紙の色の直しをお願いするという「しまうまシリーズ」始まって以来の出来事があったからです。

その表紙がこちら。
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チラ見せ(笑)

希望通りの色の濃度に仕上がって、元気なしまうまくんの姿が見れました!
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今回は本の内容の方も文と絵も推敲を重ね、色校正を3回も出してもらっています。おかげで満足のいく出来上がりになりました。

編集者さん、デザイナーさん、印刷所の方々の熱意と多大なご協力に感謝 。
本を作っている間はずっと楽しく、作業が終わってしまうのが少々寂しかったくらいです。

早くたくさんの子供たち、大人の方々にも読んでもらいたいな。

3月21日に出版になります!




by rutsu_tobii | 2017-03-15 12:00 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

ようやく新刊がでます

しまうまシリーズの『どうぶつがっこう』が出版されてから、はや2年半が経過。
ようやく新刊が来月、出版になります!

タイトルは『どうぶつがっこう とくべつじゅぎょう』

『どうぶつがっこう』の続編になります。とはいえ、シリーズの他の本と同様に、この本だけ読んでも楽しめるようなお話になっています。

前回の『どうぶつがっこう』を作った時点ですでに続編を書いていたのですが、おはなしを全部書き直し、ここ数年感じていたことー世の中に関係すること、こころに関係すること、深く長く考えていたことーをようやくまとめあげました。

今回は今までのシリーズのお話とちょっと違った雰囲気で、新しいキャラクターが登場しています。早くお届けしたくて、私自身、出版がとても楽しみです。

発売は3月末頃の予定。おはなしに関することは、追ってこのブログやドクター・しまうまのツイートの中でご紹介していきます。楽しみにしていてくださいねー!







by rutsu_tobii | 2017-02-22 23:59 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

読書感想画中央コンクール表彰式

2月26日、東京・九段の如水会館にて行われた、第27回読書感想画中央コンクールの表彰式に出席しました。

『どうぶつがっこう』が感想画の指定図書に選ばれて以来、「子供たちは本を楽しんで読んでくれているのかな?どんな感想画を描いているんだろう?」と、応募期間から表彰式までの間の約半年間、日々ワクワクしながら状況をウォッチングしていました。そして、ついに結果発表です。

応募総数が63万5263点もあった中、入賞はわずか32名の生徒さんたち。偉業を成し遂げて、堂々と賞を受け取る子供たちの表情や、作品に対するひたむきな思いを語る様子に感動し、ひたすら興奮状態で式の間はずっと「前のめり」で座っていました。(笑)

式の後のパーティでは、『どうぶつがっこう』を読んで、楽しい感想画を描いてくださったツインテールの可愛らしい女の子と一緒に写真を撮ってもらったり、素敵なネコをたくさん描いていた男の子に握手してもらって、すっかりはしゃいでしまった私(笑)。忘れられない体験ができました!『どうぶつがっこう』を読んでくれた生徒のみなさん、関係者の方々、改めてありがとうございました。


受賞作品は、実施都道府県のいくつかの場所で巡回展示されるそうです。




by rutsu_tobii | 2016-03-01 23:59 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

新年の雪

暖冬が一転、元日から雪が降り、日中も零下という日が続き、部屋に閉じこもること数日。おかげで2年以上も前に『どうぶつがっこう』と同時にほぼできていながら、完成できずにいた続編のお話が出来上がりました。とはいえ、これからまだ出版までにはいろんな作業を経るのですが、冬休みの間に『どうぶつがっこう』で読書感想画をがんばって描いてくれた子供達にも、ぜひ少しでも早く続きを読んでもらいたいとワクワクしています。

「しまうまシリーズ」のインスピレーションは「自然からの学び」なのですが、実際に自然の営みや生き物から気づかされることがたくさんあるな、と、ここウィーンにいても度々、思います。冬のお天気しかり。今の時期は、朝から濃霧で外が真っ白で何も見えないことも多く、また、日が短いこともあって、太陽の光が少ない毎日。その中で、深い霧が晴れていく様子や、雪が作り出す美しい風景を見ると、心が動きます。空からいろんな道筋を通った結果、ひとつぶひとつぶ模様が違うクリエイティブで美しい雪の結晶が、地上に降りてくるの神秘。どんな優秀な左官屋さんやペンキ職人もかなわないような、均一に雪で白く仕上げられた屋根や庭を見ると、畏敬の念を感じずにはいられません。そして、霧も晴れ、雪もやみ、あたりを明るく暖かくする太陽が顔を出すと、感謝の気持ちがおのずと自然と湧くのです。

美しさや穏やかさばかりでなく、残酷な厳しさもある自然ですが、「変化」するからこそ気づけるものがあるのだ、と、雪の中で過ごす冬の日に、また新たなインスピレーションをもらった気がします。
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by rutsu_tobii | 2016-01-06 23:59 | 著作本 | Trackback | Comments(0)

読書感想画の指定図書に

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夏休みも終わり、宿題の感想文や感想画を提出して、ほっとひと息...というお子さん (と、お子さん方をお手伝いするお母さんお父さんたち)も多いことと思います。そんな子供たち、ご父兄の方たちにもぜひ聞いていただきたいニュースが。

昨年10月に出版された拙著『どうぶつがっこう』(PHP研究所)が、第27回読書感想画中央コンクールの、小学校低学年向けの指定図書に選ばれました。

中央コンクールとは、全国学校図書館協議会、毎日新聞、学校図書館協議会が毎年主催するコンクール。夏期は読書感想文、冬期は読書感想画のコンクール。対象地域は九州各県と山口を除く38都道府県だそうです。

詳細はこちら:
第27回応募要項
第27回指定図書

お知らせを聞いて、感謝の気持ちと同時に、これをきっかけに本を読んでくれる子供達のことを思ってワクワクしました。どんなことを感じて、どんな色をつかって、どんな絵を描くのかな? 何より、いろんな「しまうまのこども」が見れそうで、とっても楽しみにしています! 

募集期間は2016年1月21日まで。ワクワク!



by rutsu_tobii | 2015-09-07 15:30 | 著作本 | Trackback | Comments(0)
トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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