トビイ ルツのTraveling Mind

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写真展『倶会一処』

お仕事仲間の写真家の前康輔氏が、初の写真集『倶会一処(くえいっしょ)』を出版したとのお知らせをいただきました。現在、表参道の青山ブックセンター本店にて、同タイトルの写真展を開催中です。

以前、彼がweb上で行った写真展を拝見した際に、この聞き慣れない仏教用語を初めて知りました。案内状の解説には「死後に浄土の仏や菩薩たちと、同じ場所(一処)で出会うことができるという意味」とあります。写真集には、18歳の時から35歳の現在まで撮影した、ご家族の写真が収められているそうです。

昨年末に、森美術館で行われていたリー・ミンウェイ展でも感じたことですが、見知らぬ誰かのプライベートな想い出や出来事には、覗き見のような一抹のとまどいを覚えながらも、共感を見いだす楽しみが隠れています。同じ人間ですから。他人の生から死までの営みの中に、自分にも共通する生々しい感情を見つけるのは、とても豊かなこと。そんな期待をもった写真展です。

写真展は2月20日まで。詳細



by rutsu_tobii | 2015-02-03 23:59 | 仕事仲間・友人 | Trackback | Comments(0)

ふとしたアートの見つけ方

今年もGWの旅を前に、今頃ウキウキされている方が多いことでしょう。4月は次第に暖かくなり、見事な桜の風景が見れるシーズンということもあって、近年は海外からもたくさんの人がこの時期を好んで日本にやって来るようですね。
先日、表参道の人気ショップ『Bazar et Garde-Manger バザーエ・ガルドーマンジェ』で行われたトークイベントでご一緒した、おしゃれなフランス人3人も桜のベストシーズンに来日したラッキーな旅の達人たちでした。ショップのカリスマバイヤーとして活躍するマルト・デムランさんと、彼女の仲良しの友人でたまたま日本を旅行中だったレオ・アトラントの2人組男性デザイナーを迎えて、4月某日クローズドのトークイベントが行われました。

トークのテーマは「旅、ふとしたアートの見つけ方」。マルトさん、そしてレオ・アトラントの2人がそれぞれ旅先で撮影した写真をスライドをみながら、旅でインスピレーションを得たこと、撮影時の独特の「視点」を語ってもらおうというもの。マルトさんは、幼い頃から両親と一緒にアマゾンやモロッコなどを旅し、現在はバイヤーとしてヨーロッパと日本を中心に好奇心いっぱいにあちこち旅をされている方。レオ・アトラントのお二人は、現在モロッコに制作拠点をおいているものの、世界中を旅し、実におもしろい視点で撮影した写真を見せてくれました。

個人的に印象的だったのは、マルトさんのお母さんが暮らすノルマンディー地方の伝統的な作りの家々の写真。屋根のデザインがオーガニックな曲線を描いた、ちょっとコルビジェのロンシャンの教会にも似た可愛らしいスタイルに、温かくて可愛らしいマルトさんのルーツをみた気がしました。
レオ・アトラントの2人の写真は、ご本人たちいわく「お母さんに見せたらちっともいいと思ってもらえない(笑)」といわれるようなシーンばかり。ベルリン、ボルドー、NY、モロッコなどいずれもフォトジェニックな街ですが、いわゆる観光写真のような美しい風景とかではなく、撮影されている物体の色のコントラストが鮮やかだったり(例:食べかけのどぎついピンク色のドーナツと、着ていたブルーのパンツ→笑)、建物の鉄骨や、窓の反射、地面に移る影など、グラフィカルな発見があるクリエイターらしい視点の写真の数々。レオ・アトラントの作品は、いろんな色や柄の布をコラージュしたような無国籍な雰囲気のあるショールなどが人気ですが、やはり彼らの創作物に通じる楽しさがありました。

日本で撮影した写真も見せてもらったのですが、「これぞ日本」とレオ・アトラントの2人が見せてくれたのは踏切の遮断機の写真。ストライプ柄のバーや鉄骨、矢印、信号の組み合わさったそのオブジェは、視覚的にも情報に溢れている日本の印象そのものなのだとか。電車のホームでよく見る足下の矢印にも興味を示していたようです。確かに日本では上を向いても下を向いても道路やホーム、通路と至るところに案内や指示が書かれていますからね。(笑)親切ととるか、管理社会ととるか、騒々しいホームの案内アナウンスもそうですが、特にヨーロッパとは大きく違うところです。

このイベントで私は、僭越ながらトークの進行役をさせていただきました。初めてのことで超緊張!そんな私を3人とすごく優秀な同時通訳の方が助けてくださり、ライターとしてもクリエイターとしても勉強なった機会でした。
私個人も旅先ではたくさん写真を撮影します。多くは後で絵に描こうと思って撮ったり、記録として撮影するのですが、もうちょっと楽しんで撮ってみたいな。今回のイベントでは、記録どころかイベント後の記念撮影すら、全くの1枚も撮影するのを忘れてしまって残念でした。
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こちらはおみやげにもらったマルトさんの料理のレシピ本。彼女の南仏でのライフスタイルもわかる素敵な写真がいっぱいです。



by rutsu_tobii | 2014-04-24 23:00 | ファッション | Trackback | Comments(0)

goldie H.P.FRANCEの10周年

2010年10月10日の10尽くしの日、ヨーロッパのインポートアクセサリーのセレクトショップ『goldie H.P.FRANCE ゴールディ アッシュ・ペー・フランス』が、10周年のアニバーサリーを迎えます。

この度、そのキャンペーンの統一アイコンのイラストを、担当させていただきました。この連休から、全国のgoldieの店頭にポスターやポップの展示、ノベルティなどの形で配布されるそうです。

イラストはお馬さんがgoldieからの贈り物を積んだ車を引いているというもので、小田急百貨店にある新宿店や渋谷店では、店頭にこのイラストをモチーフにしたオブジェが登場するそうです。楽しみだー♪

ヨーロッパのインテリアやファッションなど幅広く扱うH.P.FRANCEは、日頃、取材の仕事でお世話になったり、個人的に親しい方たちが勤めていたりして大好きなブランドだったのですが、今回、担当デザイナーさんがwebでたまたま私のイラストを見つけてくれてお話がきたという、うれしいご縁でできたお仕事でした。

日頃いただくイラストの仕事は、ほとんどおまかせ状態で、クライアントと顔をあわせることなく、アイディアから制作まで一人で粛々とやることがほとんど。今回はスタッフの方たちと一緒に、ラフを見せながらたくさん話しあって作り上げた作業で、とても楽しかったです。

10月10日からはwebのオンラインショップで、アニバーサリーの限定商品が販売開始。イラストのお馬さんも動き出します。画面や店頭で見てみてくださいね。

『goldie H.P.FRANCE ゴールディ アッシュ・ペー・フランス』



by rutsu_tobii | 2010-10-08 09:30 | イラストの仕事 | Trackback | Comments(0)

ファッションズ・ナイトアウト2010

昨晩の表参道と青山エリアは、一夜限りのショッピングイベントファッションズ・ナイトアウト2010』で、大賑わい。日頃からおしゃれな人たちが集まる界隈ですが、昨夜は一層、個性的なファッションで着飾った人たちが集まり、街全体がワクワクした気分で包まれていて、その場にいるだけでも楽しかったです。不況をきっかけに昨年始まったイベントだそうですが、景気に関係なく続きそうな期待感も感じます。

主催であるVOGUE誌が発行されている、全世界16か国で一斉に行われたそうですが、グローバルイベントという点では、最近では『ジャパン・レストラン・ウィーク2010』がありましたね。地元客や観光客に、外食文化を楽しんでもらおうとNYでは20年以上も続いているイベントだそうで、期間中は普段、なかなか足を運べない高級レストランでの贅沢な食事も手頃な料金で楽しめるとあって、毎回大成功を納めているとか。
今年6月にベルギーに出張した際も、たまたまレストランウィークにあたり、シックなレストランの店内は満席で活気づいていたのですが、このイベントを行う国(都市)は増えているそうです。

昨晩のファッションイベントでも、日頃は足を踏み入れにくいハイエンドなブランド店でも気軽に入れて、商品をはじめ、インテリアやディスプレイといったブランドの美意識をじっくり堪能できました(もちろん思う存分、買い物できるのが一番よかったのですが 笑)
商品の価値を客に伝えるため、プレゼンテーションから接客まで徹底した世界観の作り込みは見事です。

昨晩は表参道のスワロフスキーで、商品展示のコンセプトを担当していたフードクリエーションの諏訪綾子さんご本人から話を聞く機会がありました。渡り鳥をモチーフにしたブランドストーリーにインスピレーションを受けたというロマンチックな展示のアイデアや、ウェルカムドリンクのオリジナルカクテルの話を聞いたりすると、ブランドの世界観をお客さんに細部にまで伝えようという信念が感じられます。一流といわれるものの姿勢は同じですね。

以前、表参道近辺の有名建築家がてがけた海外ブランド店をいくつか取材する機会があったのですが、某世界的ブランドでは、商品ディスプレイにもかなりこだわりがあって、本国のデザイナーに信頼されている、ある才能ある日本人スタッフが指示するディスプレイが、日本国内だけでなく世界中のどの路面店でも寸分違うことなく、統一されているそうでした。商品の回転が早いと大変そうですが、徹底してますね。

最近、不況とファストファッションで逆風が吹いているハイエンドなブランド店ですが、本物はやっぱり、多少の流儀は変えながらも、どんな時でも態度も姿勢も揺るがないもの。そんな高尚な精神性が触れられるこの界隈の素敵なお店は、ある意味、気持ちがキリッとできるパワースポットかもなあー、と思いながら、夜の街をわくわくそぞろ歩いたのでした。



by rutsu_tobii | 2010-09-12 11:13 | ファッション | Trackback(1) | Comments(0)

今週末のお出かけ情報

今年の夏、長過ぎるよ。もう暑いの飽きた、夏服にも飽きた...と思ってたら、今週末はショッピングイベント「ファッションズ・ナイト・アウト」があるではありませんか。不況下のファッション業界を元気づける目的で昨年も行われたイベントで、今年もヴォーグ誌が発行されている世界16カ国で一斉に行われるそうです。表参道・青山エリアの約350店が18:00から23:00までオープンするとか。昨年は行けなかったので、おしゃれ女子たちがショッピングバックをたくさん抱えて夜の街を賑わす雰囲気、今年は味わってみたいです。もちろんお買い物も♪

9/10(金)〜9/12(日)はいよいよ以前にもブログで紹介した、ベルギービールウィークエンド東京2010も開催。42種類のベルギービールとベルギー料理、3名のアーティストが来日したライブ演奏も予定されている模様。クラブカルチャーが盛んな国だけにかなりアガる音楽が聴けそうですよ。料理はなつかしの鶏の丸焼きロティサリーチキンも登場するそうで楽しみ。ワイルドにかぶりつきながら、過ぎ行く夏を惜しむとしましょう。



by rutsu_tobii | 2010-09-08 08:58 | カルチャー | Trackback | Comments(0)

雑誌 vs Zine

昨日、友人から「最近の雑誌はますますつまらなくなった。どうなってるの!?」とお怒りのメールがなぜか私のところに来ました。(笑)私は出版評論家でもなんでもありませんが、確かにさまざまなジャンルの雑誌の休刊が相次ぐ中、かろうじて残っている雑誌はタイアップ記事が目立つし、昔から活躍している大御所を使っていれば安心と保守的な傾向がなきにしもあらず。ヘアメイクやスタイリスト、料理研究家、占い師...などなど、雑誌に登場する方々の顔ぶれがここ10〜15年前とほとんど変わってない気がするのは私だけでしょうか。

先日もファッションやインテリアなど幅広く扱う会社のプレス担当の友人が、各分野のオーソリティを2名ほどおさえておけば、ほとんどの雑誌はその方たちの独占状態なので仕事がラク、とさえ言ってました。ゆゆしきことでございます〜。
この時期、冒険はしにくいのでしょうが、雑誌と共に育ち、仕事をしてきた世代としては残念なことです。雑誌での若い才能の紹介の機会も限られてしまいますしね。おそらく雑誌文化が成熟している日本や欧米で共通する世界的な傾向と想像します。

雑誌のメジャーマーケットが悲しい状況になっている一方で、Zineジンとよばれるインディペンデント系の雑誌作りは流通はインターナショナルだし、多様化する個性を紹介できる分、元気(健全?)かもしれません。

代々木上原のN0.12ギャラリーと南青山のユトレヒトで、ZIneの先駆けであるスイスの小さな出版社Nievesニエヴェスの出版物が紹介されるイベントが行われるとのこと。

N0.12ギャラリーの方では世界からたくさんのZineが集まる模様です。雑誌で好きなことをやる究極モデルが見つかるかも?
Nievesは5年前に現地取材した時は編集者一人でしたが、案外、今は人数が増えてるかもなあ。
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Nievesのシンボルのwatermanくん。設立した編集者が自ら描いたものだそうです。



by rutsu_tobii | 2010-04-06 20:13 | カルチャー | Trackback | Comments(0)

マルトさんの新しいお店

以前にもブログで何度かご紹介したことのある、フランス人の伝説のバイヤー、マルト・デムランさんの路面店Bazar et Garde Mangerが先月末に表参道にオープンしました。
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生活雑貨やアーティスト作品に加え、子供向けの商品にも力を入れているそうです。想像どおり独特の世界観でフランスを中心にヨーロッパで買いつけられた商品がセレクトされてます。
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こんな可愛いスペースでお昼寝したいものです^^



by rutsu_tobii | 2010-04-02 23:21 | アート&デザイン | Trackback | Comments(0)

BELGIUM meets TOKYO

表参道のセレクトショップ、Galerie VieGalerie Vieメゾン・ギャルリー・ヴィで開催中のイベントBELGIUM meets TOKYOを覗いてきました。ベルギーのファッションデザイナーたちの今期のコレクションが一挙に揃っている他、2階のスペースではベルギー独特のウィットにとんだ小物雑貨を販売していたりします。
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私もイラストMAPを描かせていただいたELLE5月号のベルギー特集記事との連動企画だそうですが、ジャンポール・ノットをはじめ、マルタン・マルジェラ、ドリス・ヴァン・ノッテン、ヴェロニク・ブランキーノ、個人的にも仲良しだったステファン・シュナイダーのお洋服もあってベルギーファッション好きにはうれしい企画。

2階の広々としたカフェスペースでは、期間限定でベルギービールや料理を提供中。名物のアンディーブのホワイトグラタンや牛肉のビール煮込みなど、どれもとってもおいしかった!
期間延長して欲しいぞ。
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ビールで柔らかくなったお肉はもちろん、マッシュポテトがおいしい。名物のヒュッツポット(オランダ風マッシュポテト)を想い出しました。



by rutsu_tobii | 2010-04-01 22:00 | ファッション | Trackback | Comments(0)

testisテスティス作品展

個人で洋服をお直しするリサイクルファッションのブームや、中古品に付加価値を加えて売り出す新モデルのユーズドビジネスなど、不況は人々をクリエイティブにしているようですね。

2月4日(木)から表参道のH.P.DECOにて作品展が開催される、岡山県倉敷市在住の兄弟ユニット『testisテスティス』の作品展もそんな時流に沿ったものかも。不況により次々と消えていく、倉敷の町の工場から廃棄される鉄クズや道具、端材などに“もう一度別の役目を与えよう”とリサイクルをして、新たな道具、掛け時計や置時計、照明を作っているそうです。

2月5日(金)15:00~20:00は、作家のお二人も在店。作品展は2/14(日)まで。
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by rutsu_tobii | 2010-02-02 23:30 | アート&デザイン | Trackback | Comments(0)

マルトさんのX'mas Party

今年もフランス人バイヤーのMarthe Desmoulins マルト・デムランさんを囲んで、彼女が買い付けとディレクションを担当するBazar et Garde-Mangerバザー・エ・ギャルドゥ・モンジェの少し早めのクリスマス・パーティが表参道のH.P.DECOにて、先週末に行われました。
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マルトさんがフランス中をまわって、今年のクリスマスシーズン用に買い付けたグッズやアーティスト作品は、不思議の国のアリスやシャーロックホームズ調。個人的には、映画『Nightmare before X'mas 』にでてくるような、にっこり笑ったガイコツくんがユーモラスに描かれた、ジェローム・ギャルマン氏の陶器がとっても気になりました。
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テーブルには、マルトさんが暮らすプロヴァンスから持参したオーガニック素材のスイーツや、木の実、お手製のしたキッシュがズラリ!プロヴァンス地方では、クリスマスに13種類の伝統的な料理やお菓子を用意する習慣があるのだそうです。
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ゲストのために、自らサービスするマルトさん。とってもフレンドリーな方。何より日常の過ごし方やファッション、すべてに自分のスタイルがあるのが素敵です。「マルトの冒険」という本の中で、彼女の暮らしぶりや、得意のお料理レシピが紹介されてます。



by rutsu_tobii | 2009-11-18 21:00 | アート&デザイン | Trackback | Comments(2)
トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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