トビイ ルツのTraveling Mind

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ウィーンのビーチとダンシング・ハウス

海のないオーストリアですが、ウィーンには夏になるとどこかしらに砂浜が出現するようで、今年もひとつ新たなビーチに友人たちと夕涼みに行ってきました。

シュウェーデンプラッツまたはミッテ駅から徒歩ですぐのHerman's Bar。リクライニングチェアが並べられた砂浜の上で、運河周辺のビルの夜景を楽しみながらお酒や軽食が楽しめます。
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今まで気がつかなかったのですが、カラフルなネオンが輝くビルはプラハにある「ダンシング・ハウス」の建築物にそっくり。スカートを広げて踊っている女性と男性のように寄り添って建っている、プラハでは通称ジンジャー&フレッドとよばれているビルです。
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同じコンセプトで造られたビルなのかは定かではありませんが、舞踏会をはじめ踊りの文化があるウィーンにはぴったりのデザインの建築物だな、と思いました。(ちょっとスカートの広がりが足りませんが...)

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8月も今日でおしまい。ウィーンの夏が過ぎていきます。




by rutsu_tobii | 2017-09-01 05:26 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

クリスマス市場がスタート

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ウィーンは今週末までに街の主要なクリスマスマーケットがすべてオープン。昨日は、シュテファン大聖堂やアムホーフなど1区にあるマーケットをいくつか覗いてみました。

日の入りが早くなり、辺りが暗くなり始める16時頃には、街がイルミネーションでキラキラしてきます。
アムホーフのマーケットでは、入口側に名物のハムやソーセージをどっさり陳列したお店が立ち、お肉大好き人間たちの目がキラキラ。ワインのつまみにオープンサンドやソーセージを楽しんでいました。
一方、ビーガン(菜食主義者)にもOKという、できたてほやほやのバームクーヘン(日本のお菓子のバームクーヘンとは違ってパン生地)を売る店が、ここアムホーフにはあります。

クリスマス市はますますヘルシー志向の模様で、カールスプラッツのマーケットでは、ビオワインを専門にした名物のグリューワインを出す店の出店が目立ちました。オーストリアが原産のツヴァイゲルドや、ブラウアー・ポルチュギーザーの赤、ムスカテーラーの白などのグリューワインが楽しめます。

寒い日が続いているウィーンですが、寒いがゆえに暖かいワインやパンチは格別。今年もしばらく街の人々に多くの楽しみを与えてくれそうです。




by rutsu_tobii | 2016-11-19 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

エルナおばあちゃんとお茶

ウィーンでお借りしている部屋の真正面にある家に住んでいる、エルナおばあちゃん。お歳はなんと90歳なのですが、お元気でダックスフンドの犬のアントンと一緒に1人暮らししています。朝起きて窓の外を見ると大抵、暑い夏も寒い冬もお庭の手入れをし、車を運転して買い物や用事に出かけていくアクティブなエルナおばあちゃんに、以前から興味津々だったのですが、先日、初めてお家にお伺いし、お茶をしながらいろいろとお話することができました。

お家の中は、お庭同様、素晴らしく美しく整理整頓されていて、さすがに家事に関して几帳面なオーストリア女性のお家という感じ。お歳を召されていても、身なりもお家の中もきちんとセンスよく暮らしている様子に感銘を受け、ますますファンになってしまいました。

そんなエルナおばあちゃんが、お茶の時間に用意してくれたのは、クラプフェンとクーラーチェ。クラプフェンは、定番のあんずジャム入りのふわふわの揚げパン。クーラーチェはトプフェンというチーズを使った甘いデニッシュのような菓子パン。どちらもウィーンのスイーツの代表で、パン屋さんで普通に売られていますが、エルナおばあちゃんのチョイスは有名菓子店Oberlarオーバーラーのもの。お菓子屋さんがパンをつくるとさらにおいしいと開眼。高カロリーな菓子パンでエネルギー補給しながら、エルナおばあちゃんの人生の歴史を4時間に渡っていろいろとお聞きしたのでした。

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by rutsu_tobii | 2016-11-16 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

新酒を祝うお祭り

 11月に入り、そろそろあちこちのホイリゲ(ワイン居酒屋)から新酒が出来上がったとうわさが聞こえてきました。先日の日曜日は、ワインの産地で有名なニーダーエースタライヒ州の町、Perchtoldosdorfペーツトルドルフで新酒の出来上がりを祝うお祭りがありました。ウィーンから電車で1時間ほどの場所です。

 朝から冷たい雨が降り続くあいにくのお天気だったのですが、市庁舎広場には伝統的な衣装を身につけたたくさんの人たちが集まって、とても楽しげな雰囲気。男性も女性も葡萄の実と色づいた黄色い葉の飾りをジャケットの胸ポケットや、帽子に飾っていたのが印象的でした。
 一番の見物は、着飾った人々と馬、そして音楽隊の行進です。町のシンボルでもある教会からカリヨンの鐘が賑やかに奏でられた後、広場へ向かって一斉に歩き出します。

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 花や藁の飾りをつけたたくましい馬たちは、おとぎ話にでてくるような可愛らしさ。その後の市長をはじめ関係者のスピーチがあったのですが、ステージの上でみんな新酒をグビグビ飲みながら、時事ネタをいれたローカルジョークで人々を涌かせていました。地元愛にあふれた友人達が、お祭りについていろいろとガイドしてくれたのですが、小さなコミュニティならではの親密な雰囲気に、部外者ながらほっこり。お祭りの後は地元客で賑わうホイリゲに直行し、今の時期の名物のアヒルのグリルと新酒を早速いただきました。

 オーストリアの新酒の「解禁」は毎年11月11日といわれていますが、どうやらフランスなどのように厳密な規則は特にないようで、すでに新酒が出来上がったホイリゲでは飲むことができます。若いワインがお好きな方は、お早めに「初物」をお楽しみあれ。




by rutsu_tobii | 2016-11-08 10:00 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

かぼちゃの季節

 ハロウィーンが近づくと、町の至る所に目につくカボチャ。オーストリアはカボチャが名産とあって、実にいろんな種類があります。食用としてスーパーに売られている種類の中には、『HOKKAIDO』とよばれる日本オリジンの栗かぼちゃもあります。
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 花屋さんの軒には今年も、個性豊かな表情のカボチャたちが並びました。観賞用とわかっていても、食べられるのかなー?と気になってしまいます。





by rutsu_tobii | 2016-10-18 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

「大地の出汁」の薬膳スープ

「食」は大事な旅の体験のひとつ。世界中どこに行っても必ずご当地名物や旬の味があるものですが、案外「この場所に来ない限り体験できないな」と思えるような、印象深い料理を見つけるのは難しいものです。

その点「これぞ究極的にユニークな土地の味かもしれない」と感じた一品がありました。別府の鉄輪温泉に4月にオープンした『蒸士茶楼(むしちゃろう)』でいただいた、薬膳スープです。
鉄輪は、豊富に湧き出る高温の温泉の蒸気を利用した「地獄蒸し」という方法で、昔から煮炊きが日常的に行われている場所。多くの湯治宿の中や軒先で、もくもく上がる蒸気の「天然のコンロ」でお湯を涌かしたり、蒸し料理を作る様子が見られます。

私がいただいた薬膳スープも、そんな独特な土地の性質を利用して作ったスープ。雲南料理で使う鍋が使われているのですが、フタの部分が煙突のように尖ったモロッコのタジン鍋に似た形をしています。その中に厳選した多種類の薬草と食材を入れて、長い時間温泉の蒸気で蒸すと鍋の中の「気体」が、温泉と食材の旨味が凝縮された滋味深い「液体」のスープへと変わっているのです。

オーナーシェフの前田さんは、長年、別府の有名ホテルで中華料理長を務めた方。さらに「低温スチーム製法」という、45度〜95度までの繊細な温度調整で食材の成分を最大限おいしく健康的に調理する方法のチーフインストラクターでもあります。この低温スチーム製法を温泉の蒸気を使って行うために、自分のお店をオープンするにあたり、特注で世界に一台しかない蒸気式の加熱器を作ってしまいました。

お店で出されるコース料理はどれも、大分の食材と温泉の成分が溶けあった体にも優しい味。地熱利用したエコな料理は、地球にも優しいですね。鉄輪の飲泉用の温泉を口にしてみるとわかるのですが、ミネラル成分なのかやや塩味のような、すでにそれだけで「大地の出汁」がついているのです。

そういえば、お店の近くの通りで見かけた鉄輪温泉の解説看板に、興味深いことが書いてありました。約50年前に降った雨水が土地に染み込んで火山により温められたものが、今、別府に湧き出ている温泉だそうです。
約半世紀もの間、別府の地下でじっくり温められた「大地の出汁」で作る薬膳スープ。言葉に表せない何とも感慨深い味がしたのでした。

低温スチーム&ドライ薬膳レストラン『蒸士茶楼』のfacebookページ




by rutsu_tobii | 2016-05-24 23:59 | | Trackback | Comments(0)

リンドウのお酒

今年の冬はかなり暖冬のようですが、それでもだんだん気温が下がってきた昨晩、エンチアンのシュナップスを飲んでみました。

オーストリアの名産のシュナップス(蒸留酒)は、アプリコットや洋梨など果実を使ったものが一般的ですが、先日までおこなわれていたシューンブルンのクリスマスマーケットで、エンチアンのシュナップスが売られていたのです。

エンチアンとは何ぞや?と思ったのですが、ボトルに透かし彫りしてあった花の模様から、リンドウということがわかりました。胃腸によい薬効成分があるそうで、自家製らしいシンプルなボトルも気に入り買ってみました。
苦みばしった独特の味で、おいしいというより「効きそう」。41度もあるので、ほんのちょっとづつしか飲めませんが、体も温まります。

ウィーンでは、いつも自然に癒し、それからインスピレーションをもらってるなあ。そういえば、蒸留酒は英語で「スピリット」っていうんですよね。

クリスマスから新年にかけては、何かとおいしいものを食べ過ぎてしまう時期。みなさまも体をいたわりながら、楽しい年末年始をお過ごしください。
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by rutsu_tobii | 2015-12-30 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

クリスマスマーケット

クリスマスの1ヶ月前のアドベントの期間中に行われるクリスマスマーケットも、そろそろフィナーレ。ウィーン市内の各地で行われるマーケットは、場所ごとに雰囲気も出店の特色も違うので、あちこち欲張って出かけてしまいます。

商業的すぎる、と地元の友人たちは敬遠する市役所広場のクリスマスマーケット。とはいえ豪華なイルミネーションと、たくさんの出店の賑やかな雰気気が楽しくて、やはり足が向いてしまいます。まるで遊園地にいる気分。
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旧市街地にある歴史の長いAm Hofアム・ホーフのマーケットで「BAUMKUHENバウムクーヘン」の店を見つけました。元祖バウムクーヘンは、日本のお菓子のバウムクーヘンとは見かけも味も違い、パン生地のようなものを鉄の棒に巻き付けて機械で焼き上げます。出来たての熱々のバウムクーヘンは、薄くカリッとした生地が香ばしく美味!とても気に入ったのですが、アム・ホーフの市場でしか見かけませんでした。
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反対にどこにでもある定番は、寒い日に体を暖めるグリューワインやパンチ(オレンジやりんごのシロップとハーブの飲み物)。マーケットや店によってカップが違い、記念に持ち帰ることもできます。(飲み物の注文時に別途カップの金額を保証金としてを支払います。カップを返却すると保証金が返ってくる仕組み)
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マリア・テレジア広場の市場では、今年はパステルカラーの長靴型カップでした。
カップだけでも販売されています。きっと毎年コレクションしている人もいるんでしょうね。
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Am Hofで飲んだパンチのスリムなシルエットのカップが気に入り、今年の記念に持ち帰りました。

クリスマスマーケットは大抵12/26までに終わってしまいますが、新年には再び市役所広場をはじめ、いくつかの場所でニューイヤーマーケットが行われます。




by rutsu_tobii | 2015-12-23 23:59 | 海外の旅 | Trackback | Comments(0)

全日空機内誌WINGSPAN

全日空国際線の機内誌WINGSPAN10月号にて、佐賀県の旅のエッセイとイラストを担当しています。有明海に面した太良町と鹿島周辺を訪ねた「食」をテーマにした旅です。

日本一の干満差がある有明海は、プランクトンが豊富な海産物の宝庫。太良町の牡蠣はこれからが本格的なシーズンを迎えます。
そして、太良山系のおいしい水が流れ込む鹿島周辺は、昔から有名な酒処。近年は国際的なコンペでも賞を獲得し、海外でもファンを増やしているそうです。

日本3大神社のひとつ、祐徳稲荷神社もこの地域の見所のひとつ。食の神でもあるお稲荷さまが祭られたこの地域は、神様からの祝福を受けているような豊かさを感じた至福の旅でした。

ANAの国際線に今月搭乗する機会がある方は、ぜひご覧になってみてくださいね!
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by rutsu_tobii | 2015-10-01 23:59 | 文章の仕事 | Trackback | Comments(0)

アントワープのシュガーロード

7月初旬、私の心の故郷であるベルギーのアントワープをひさしぶりに訪れてきました。街はずいぶんお店が増えた印象です。特にチョコレート屋さん。Korte Gusthuisstraat付近は、シュガーロードと化していました。昔から店を構えていたゴディバやノイハウス、レオニダスに加え、ピエール・マルコリーニは2軒もあるし、銀座にオープンしたBbyBもオープン。日本未上陸の人気店「MARY」まであるではありませんか。

目を丸くしながら歩いていると、老舗のボンボニエール「Burie」の店の軒先に「店舗売り出し中」のステッカーが張ってあるのに気がつきました。店主の女性に尋ねると、7月25日で閉店とのこと。後5年で創業100周年だったのに。素朴なお菓子とディスプレイが可愛らしくて、何度か取材させてもらったこともあるのですが本当に残念です。
慌てて数軒隣りにある同名の老舗のショコラテリー「Burie」に行ってみましたが、こちらは昔と変わらずディスプレイに職人芸を駆使したチョコレートのオブジェを誇らしげに飾り、通常営業中。ほっとしました。とはいえ、国内外の有名ブランドが次々進出して、昔からある地元のお店は大変だろうな、と思いました。

アントワープに限ったことではありませんが、資金力のある国際的なブランドの店ばかりが増えて、ローカルの個性的な小さな店がどんどん減る傾向を、苦々しく思います。自由市場の競争原理とはいえ、必ずしも街の観光や活性化に繋がるとも限りません。とはいえ、老舗は時代にあわせて変わっていく工夫が必要でしょう。ベルギーは小さな国なので、どの街も海外からの観光客の集客がとても大事。インバウンド客の集客で観光に力を入れている、日本の地方の街もきっと似た状況だと思います。

ボンボニエールの空き店舗の後に、何ができるのかが気になります...。



by rutsu_tobii | 2015-07-15 23:59 | | Trackback | Comments(0)
トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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