トビイ ルツのTraveling Mind

しあわせな働き方

朝晩は涼しくなりつつあるといえ、9月に入っても異常な暑さが続いていますね。この夏は猛暑も手伝ってか、周囲では体調を壊す友人、知人がとても多かったように思います。主な原因は仕事のストレスのよう。私はというと、エアコンがなくて暑さで疲れはしましたが、幸い元気に過ごせました。とはいえ、昨年は私もやたらと病気がちでした。ちょうど1年前、ある初老の医師に、診察後に言われたことを思いだします。

「人は病気になることなんて本当は滅多にないんです。病院なんて来るもんじゃないですよ。もっと楽しいところに行ってください」

病院も患者を「お客さん」とみなしているご時勢に、こんな言葉を患者にかける医者なんて意外だと、その時、妙に感激してしまいました。「来るな」と言われても行ってしまいそう?(笑)。でも考えてみれば本来、医者はこうあるべき。自分の仕事の責務を自覚しているプロフェッショナルなら、自然と出る言葉、行動に違いありません。

先日、『宇宙とつながる働き方』の著者である公認会計士の天野敦之さんと、職業ファシリテーターの田村洋一さんの対談を聞いて、その医師のことを想い出しました。理想的なビジネスや働き方について、いろいろとためになる話をされていたのですが、「利益に執着して、一方的に奪うことばかり考えたビジネスは、短期的に見れば合理的なものの、結局、信頼関係が築けず長続きしない。共に幸せを共有できる関係こそが、結果的に長期的にも利益をもたらす」、といった趣旨の内容でした。

要は、利益を先に考えた行動より、相手のことを思いやった行動が、利益も幸福ももたらすということ。ちょっと考えればわかりそうな、シンプルな真実。働いている人も、喜んでもらえる仕事だと、自分も楽しいし、ずっとやりたくなる。無理がないからストレスで病気になることもない...と好循環なはずなのですが、なかなか実現できない理想なのでしょうか。

あのお医者さんなら、仕事が原因で体を壊している人に、こういうかもしれません。「仕事で病気になることって、本当はないんです。もっと楽しいことしてください」。



by rutsu_tobii | 2010-09-07 23:46 | 社会

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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