トビイ ルツのTraveling Mind

大分の食@座来 その2

その1よりの続き。
最初のお皿「富貴よせ」は感動的でした。
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というのも、鰯の焼き物に金丸さんのお宅でお祖母さまの代から104年間もの間、毎日かかさずかき回されてきたという糠が使われていたのです。「糠床を手でかき混ぜながら、毎日ご先祖様と日々のことを話をしてますよ」とは金丸さんの言葉。金丸家の一部始終を知り尽くした糠です。(笑)あとで計算してみましたが、104年間は37960日なのですよ!
同席されていた娘さんは糠床を譲り受けるのに、ちょっとプレッシャーあるみたいでしたが無理もありません(笑)。
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緑色のものは、宇佐の銀杏餅。揚げた銀杏を練り合わせるとお餅のような触感になるのです。ほろ苦い秋の味。
「柿の七徳和え」に使われたみとり豆は、宇佐の名産の豆。ささげの一種で、宇佐では仏事の時にこの豆をつかった紫飯を炊くそうです。
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「温鉢」安心院(あじむ)のすっぽんを使った茶碗蒸し。飴状になった焼き米が蓋がわりの温かい一品。安心院はワインづくりでも有名なグルメタウンです。
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こちらはボトルラベルのデザインも秀逸な米焼酎「余谷物語」。院内の余谷(あまりたに)のブランド焼酎です。湧き水を使った棚田に生息するサンショウウオが有名だそうです。焼酎以外にも「あまり谷」ブランドとしていろいろ商品開発して作ってるとか。ウオちゃんも住んでる美しい棚田でできたお米をおみやげにいただきました。
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りゅうきゅう。南方文化を思わせる名前の料理。佐伯(大分県の南部の地域)のぶりを調味料や香味野菜であえたものですが(個人的に思うに、ハワイのポキみたいな料理です)、きっと魚を日持ちさせる南国の知恵が、その名前の由来なのではないでしょうか?お皿は大分の焼き物の小鹿田(おんだ)焼きです。
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主肴。耶馬渓(やばけい)の錦雲豚味一ネギしゃぶ。耶馬渓は青の洞門とよばれる美しい渓谷と紅葉の名所としても知られています。
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みとりおこわ、勝ちぶるまい、あみ飯の三種。宇佐は色とりどりの混ぜご飯が有名な郷土料理のひとつだとか。みとりおこわは、みとり豆を使ったおこわの紫飯。名前がユニークな勝ちぶるまいは、人参、ごぼう、甘く煮た白豆など豊富な食材を使った寿司飯。名前のとおり、地元では勝負事の際に振るまわれる習慣があるそうです。さすが戦いの神様の八幡様の町だけあります。(笑)あみ飯は小エビのアミを使った香ばしい海のご飯。
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宇佐一帯の海に生息するのガザミ(ワタリガニ)のお吸い物には大分の名産のカボスが使われています。
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院内の柚子を使ったプリン。豆の煮汁と柚子がカラメルに使われた不思議なお味でした。
最後は、家庭の郷土料理を洗練されたスタイルに作ってくださった、料理長の梅原さんにみな感謝の拍手を送ったのでした。

宇佐のブランド食材のバリエーションの豊富さと、金丸さんのお話にあまりに感動したので、克明にレポートしてしまいました。(笑)きっと大分にはまだまだ、私のまだ知らない素晴らしい食材と生産者の方たちがいるのでしょうね。今後の発見が楽しみです。そんな知られざる食材を紹介しているMIOclubをチェックしてみてくださいね!



by rutsu_tobii | 2010-10-19 01:00 | | Comments(0)
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トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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