トビイ ルツのTraveling Mind

映画『ソーシャルネットワーク』

 今月1/17に、阪神大震災が発生から16年目を迎えたとニュースを聞いて、今年も発生当時の1995年を思い出しました。この年は1月に大震災が起こり、3月にオウム事件が発生。「もうこんな怖い国にはいられない」と半ば私は本気で思いながら、4月にベルギーに移り住んだ年でもあります。

 ベルギーに着いてまずやったのが、インターネットのプロバイダーと契約してe-mailのアドレスを取得することでした。まだ日本版のyahoo!はなかったと思いますが、おかげで遠く離れた日本の様子もネットのニュースで多少、知ることができたのです。
 ところが、肝心の日本との連絡にe-mailがぜんぜん活用できず。まだ当時の日本では、個人はおろか会社員でもインターネットを使っていない人がほとんどで、メアドがあっても会社の代表連絡のひとつだけ。しかも、「あまり頻繁にチェックされていないからなー」と言われる状態だったのです。(笑)大手出版社S社などは、私がすでに帰国してしまっていた2000年間近に控えた頃にようやく社員が個人のメアドをもらってたと記憶してます。出版社はあの頃すでに「電子化」にアレルギーがあったのですね。(笑)
海外生活を決めた理由のひとつに「ネットが繋がっていれば、世界中もうどこに行っても連絡がつくから便利&安心」というのがあったですが、誤算でした。

さて、時はどっぷり流れましたね。昨日、映画『ソーシャルネットワーク』を観てきました。ご存知、世界的なSNS『facebook』の創設者マーク・ザッカーバーグの自伝映画。今や文字通り何億人という人が、即座に世界中とネットで繋がっている時代。親しい友人が何をやっているかがすぐに確認でき、遠くにいる知らない人も、彼や彼女のプロフィールを見て気軽に「友達になって」とメッセージを送ることができる。そんなシステムをわずか40日余で構築し、瞬く間に世界に広め、会員が100万人を突破するまでのネットワークビジネスの熱狂ぶりが描かれている秀作です。

 怒濤の会話を通じて、それぞれの人間性が表現されているので、一言たりとも台詞が聞き逃されず、ひさびさにすごく集中して観た映画でした。たくさん知的なやりとりの会話がでてきます。個人的には、短い登場ながらもハーバードの学長のくだりが印象。
 キャストは、一番有名なのが、歌手が本業のジャスティン・ティンバーレイクという地味ぶりですが、彼も含め起用の妙が感じられるし(過去作をみると、フィンチャー監督は女優さんはクールビューティ系がお好きなのかな)、言葉数の多さに加え、音楽が物語の疾走感を煽ります。おもしろかった!

 ちなみに、今やfecebookの会員数は5億だそう。世界で3番目の人口の「国」ですね。日本のネットのインフラは現在、世界一といわれますが、facebookの定着率がいまいちなのは、やっぱりメンタリティのガラパゴス化なのでしょうか。1995年当時を思い出してしまいました。
 そういう私が、ネット歴16年にもかかわらず、未だにSNSはじめ、あまりネットが活用できてないようなのですが(笑)、せっかく「世界と繋がっている」のだし、ちょっとがんばって使ってみようかな。
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by rutsu_tobii | 2011-01-20 11:47 | 映画

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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