トビイ ルツのTraveling Mind

座禅のすすめ

先月のことですが、本格的な座禅を体験してきました。場所は2月に参宮橋から浅草橋に移転したばかりの「不二禅堂」。白隠禅師ゆかりの有名な禅寺、三島・龍澤寺に由来する由緒ある道場です。この龍澤寺には、世界中から座禅を学びに人が集まる禅のメッカ(?笑)みたいなところで、国際的な禅寺なのだとか。

白隠と聞いてもピンときませんでしたが、禅師が描いたという達磨の絵を見て、村上隆氏もオマージュした達磨図で有名な禅画家と初めて気づきました。江戸時代に衰退しかかっていた臨済宗を立て直した人物だそうですが、多彩だったのですね。
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座禅には2つのスタイル(ってよんでしまいますが)があって、壁に向かって座禅を組み、延々と内観する曹洞宗式、そして、白隠が確立した、ひたすら頭を真っ白にして、無我の境地を目指す臨済宗式の座禅がある、との説明を受けました。これは半眼で床の2mくらい先の1点を見つめ、呼吸に集中して座り続けるというもの。実は、私は以前、取材の仕事でこの臨済宗式の座禅を経験したことがありました。その時、時間にして20分くらいだったと思いますが、まるで熟睡の後のように頭がすっきりとする不思議な快感があったので、いつかまた挑戦したいと思っていたのです。

ひさしぶりにやってみると、瞑想やヨガと同じように視線と呼吸が集中持続のコツのようです。しかし、姿勢は崩れずとも座禅中に無になるのは、なかなか難しい。雑念がいっぱいです。(笑)
臨済宗式の座禅は、ルーツを同じとするお茶やお花、能などと共通して「型」を重んじるとあって、座禅を組む以前に、歩き方や挨拶に至るまで細かい作法があります。この「型」に従うというスタイルも「自分を無くす=無我」に通じるのだそうです。1度やっただけではすべての体得が難しいので、また何度か挑戦したいと思いました。

前回のブログに書いたノマドのような移動生活も気分を活性化しますが、座禅のように一カ所に石のように座り続け、集中するのもまた脳にいい刺激体験。何年か前から座禅はちょっとした流行になっていましたが、都内のあちこちのお寺では頻繁に座禅会が行われているようですね。東京はほんとに懐が深い街です。



by rutsu_tobii | 2011-03-01 23:58 | Comments(0)
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トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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