片づけの魔法?
ウィーンに来る前に、いろんなものを手放してきました。都心の長年住み慣れた街に借りていたマンションの部屋、ほぼ全ての家具や家電製品。洋服や本といった持ち物、過去20年以上に渡る間に作成したイラスト作品や、写真、思い出の品も処分してしまいました。
人生において最大規模の身辺整理。今風に言うなら「断捨離」です。とはいえ、私がモノを整理するにあたり、参考にしたのは「断捨離」の本ではなく、近藤麻理恵さんが書いた『人生がときめく片づけの魔法』という本だったのですが。
私の住まいには、捨てなければならないモノが、たくさんありました。それがわかっているものの、どこから手をつけていいものかわからずに、昨年からずっと1年近くもイライラしていました。捨てられないモノばかりだと思っていたのです。
そこに、あの震災が起きました。
一目惚れして買ったばかりの焼き物や、アンティークの一点モノの飾りなど、いくつか壊れてしまったのですが、あまり惜しくは感じませんでした。第一、地震の直後、「私は一体何を持って逃げればいいのだろう?」と考えたのですが、びっくりすることに、ほぼ何も思いつかなかったのです。
「今の自分の人生において、本当になくしたら困るモノ、大切にしたいと思えるモノは、そうたくさんはない」。
そう気づいた時に、自然に持ち物を整理する決意がつきました。震災の直前に読んだこの本を参考に、余震がおさまってきた4月から、一気に片づけを始めました。その時点では、翌月にはまさかウィーンに暮らすことになるなど、まるで予想もしていなかったのです。
今考えると、モノを捨て始めた時点で、「片づけの魔法」が効き始めていたのかもしれません。
人生において最大規模の身辺整理。今風に言うなら「断捨離」です。とはいえ、私がモノを整理するにあたり、参考にしたのは「断捨離」の本ではなく、近藤麻理恵さんが書いた『人生がときめく片づけの魔法』という本だったのですが。
私の住まいには、捨てなければならないモノが、たくさんありました。それがわかっているものの、どこから手をつけていいものかわからずに、昨年からずっと1年近くもイライラしていました。捨てられないモノばかりだと思っていたのです。
そこに、あの震災が起きました。
一目惚れして買ったばかりの焼き物や、アンティークの一点モノの飾りなど、いくつか壊れてしまったのですが、あまり惜しくは感じませんでした。第一、地震の直後、「私は一体何を持って逃げればいいのだろう?」と考えたのですが、びっくりすることに、ほぼ何も思いつかなかったのです。
「今の自分の人生において、本当になくしたら困るモノ、大切にしたいと思えるモノは、そうたくさんはない」。
そう気づいた時に、自然に持ち物を整理する決意がつきました。震災の直前に読んだこの本を参考に、余震がおさまってきた4月から、一気に片づけを始めました。その時点では、翌月にはまさかウィーンに暮らすことになるなど、まるで予想もしていなかったのです。
今考えると、モノを捨て始めた時点で、「片づけの魔法」が効き始めていたのかもしれません。
by rutsu_tobii
| 2011-06-02 23:58
| その他
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