トビイ ルツのTraveling Mind

原発のない国

ウィーンで最もうれしいことは、水と空気がおいしいことです。水はアルプスの水で夏でも冷たく、ウィーン市内の水道水はさほど硬度が高くないので、直接、蛇口から出る水を飲むことができます。

日本では福島の原発のせいで、周辺の海や空気の汚染が進んでいると聞き、とても心配です。そういえば、原発事故が世界的なニュースになってすぐ、ウィーンの友人から不思議な図案が送られてきたことがありました。「ライトグリット・マンダラ」というマンダラで、プリントアウトして身につけると、放射能のネガティブなエネルギーを軽減させるヒーリング効果があるものだとか。水の浄化作用もあるとのことでした。
オーストリアやドイツでは、ハーブやアロマテラピーなど自然療法の代替治療や瞑想、スピリチュアルなエネルギーを使ったヒーリングが、思いのほか盛んなのです。

マンダラはサイケデリックでいてとても美しく、単純にアート作品としても楽しめそうで、私はとても気に入りました。最近、このマンダラのことを思い出し、あるサイトで見つけた解説を読んで納得したのですが、作成に「フィボナッチ数列」の理論を取り入れているそうでした。自然界の規則性を表すフィボナッチ数値は、ダビンチやパルテノン神殿に取り入れられている「黄金比」などと同様、古代から建築や絵画など、さまざまな芸術作品に組み込まれている物理数学の法則です。

美しい絵、美しい音楽、美しい自然、美しい人...何にせよ「美しい」というだけで、それ自体がとても大きな力を与えてくれるものです。このマンダラに限らず、芸術や自然のように美しいと思えるものに見たり、触れたりすることは、たくさんの元気をくれます。「美の神秘」ですね。

世界的に見ても、原発問題の解決は長い道のりですが、ここオーストリアは原発をひとつも持たない国です。そして、隣国のドイツは、2022年までに原発の全廃を閣議決定しました。

共に豊かな自然を持つ国ですが、かけがえのない自然の「美しさ」が、やはり人々の決断に力を与えたのでしょう。そして、日本も世界有数の美しい自然、水と空気を持つ国なのだということを、思い出さないといけないのだと思います。
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Japan SOS 2011日本語
Japan SOS 2011 English



by rutsu_tobii | 2011-06-09 19:51 | 海外の旅

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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