トビイ ルツのTraveling Mind

映画『PINA』

ドイツ人のコンテンポラリーダンス界の先駆者で、2009年に急逝したピナ・バウシュのドキュメンタリー映画『PINA』を観てきました。日本でも人気が高く、何度も来日しているものの、残念ながら舞台は観たことがなかったのですが、この映画でその芸術性をじっくりと堪能できました。

映画はピナ・バウシュと同じドイツ人の巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督による3D撮影という新しい試み。ほぼ全編に渡ってパフォーマンスとダンサー達のインタビューで構成されています。オーストリアでは、ほとんどの映画はドイツ語の吹き替えで上映されるようで、この映画も、もともとドイツが舞台ということもありましたが、ダンサー達がそれぞれの母国語でピナについての思い出を語る以外は、ほとんどドイツ語。とはいえ、舞台を生で観るのとはまた違った、ダンサー達の情感豊かな表情や、マイムが細部に渡って観れる美しい3D映像に圧倒されて、言葉の違いは全く気になりませんでした。

ピナ・バウシュは、ほんとに非凡な才能を持った舞踏家だったのだなあ、としみじみ。そして、人間には、普段の生活や美しく演出された映画などでは観ることができない、さまざまな表情、感情があるのだな、と、愛すべき存在に思えてきます。私たちはみな、ダンサーなどではなくても、踊らずにはいられない衝動を抱えているはずなのです。

日本でも将来的に公開されるようですよ。




by rutsu_tobii | 2011-06-22 22:36 | 映画

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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