トビイ ルツのTraveling Mind

アルベルティーナ

かつて広大な領土を納めたハプスブルク家の都とあって、ウィーンにはさまざまな種類の至宝を集めた美術館、博物館が存在しています。アート作品以外に、銀食器や楽器、蝶、地球儀など専門に集めたコレクション、ユニークなところで犯罪博物館や、病理・解剖学博物館なんてのもあります。

時間のない観光旅行と違って、1日でいくつも美術館をはしごするような、無粋なことをしないですむのはありがたいこと。とりあえず、興味のあるところからひとつづつ、という感じで昨日は、かねてから行ってみたかったアルベルティーナの美術館を訪問しました。
マリア・テレジアの愛娘が所有していた宮殿をモダンに改装した建物の中に、作品が展示されているのですが、中世のルネッサンス絵画から欧米の現代アートまで、ともかくコレクションの幅が広くて充実してます。

デューラーの描いた細密な動物や植物の写生画や、ミケランジェロやルーベンスの素描が間近で観れるのは感動もの。作品数は多いのですが、大型の美術館と違って、プライベートな邸宅のような親密さがくつろげます。
今はちょうどモネやピカソといった、よく知られた印象派のアーティスト作品を中心にした企画展を開催中で、夏を意識したのか清々しい色や筆致の風景作品が多かったのも、和めました。

メジャー感のある作品を集めた、豪華な幕の内弁当的なコレクションでしたが、それゆえに「やっぱり自分はこんな感じの作品が好きなんだ」と、改めて自らの価値観や心の在り方を確認できたことが、一番の収穫かも。美術鑑賞とは、作品の意味を識るよりも、作品を通じて自分を知ることの方にあるのだな、と改めてその醍醐味を発見したのでした。

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by rutsu_tobii | 2011-08-18 23:45 | アート&デザイン

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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