トビイ ルツのTraveling Mind

リヒテンシュタイン美術館

ウィーンはしばらく前までの天候不順が一転、晴れて暑い日が続いています。バカンス行かないウィーンに居残り組は、こんな時に水辺のドナウ川などに行くのかもしれませんが、私はお天気のよかった先週末、かねてから行ってみたかったリヒテンシュタイン美術館に行ってきました。名前からわかるとおり、スイスとオーストリアの国境にある小さな国、リヒテンシュタイン公国の当主が5世紀にも渡ってプライベートにコレクションした、バロック様式をはじめとした豪華な芸術品が鑑賞できます。場所も特別で、緑の豊富な公園の敷地内にあり、フレスコの天井画やバロック庭園も素晴らしい、かつてのリヒテンシュタイン家の夏の宮殿が美術館になっています。
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一番のお目当ては、図書室。先日、宮殿内の国立図書館を観てきたばかりですが、教会のような雰囲気のあちらとはまた違って、アカデミックな雰囲気が漂う、豪華な宝箱のような親密な雰囲気が気にいりました。
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ベルギーのフランダースの有名画家、ルーベンスやブリューゲルの絵画コレクションも有名で、かつて暮らした心の故郷のベルギーとハプスブルク家の歴史的な繋がりと、今、こうして私がウィーンにいる不思議なご縁を重ねてしまいます。

ウィーンの街自体もそうですが、こってりとした装飾に溢れた、重厚な街並や芸術品があまり好きではない方もいらっしゃるでしょうが、私はこの美術館にパワースポット並みの元気と癒しをいただきました。展示を目的としたハコものの美術館と違って、芸術と美を愛する当主のもと、同じように芸術への愛と熱意に溢れた職人がつくった建物の中で、芸術家が心血を注いだ傑作が集められている、とても濃密で純粋にポジティブなエネルギーに溢れた空間だったからかもしれません。
芸術品を集めている人も、作品を作っている人も、嫌々ながらやっている人は、基本的にはいませんからね。(笑)気持ちのこもった本物を感じられる場所は、心地のよいものです。

別棟にあるテラスカフェ、その名も「ルーベンス」でもたいへん癒されました。(アントワープではたくさん見かけるブランドネームに親しみを感じます。)
すべてにおいてパーフェクトに美しい美術館。緑の美しい季節の間に、また訪れたい個人的パワスポです。



by rutsu_tobii | 2011-08-24 23:05 | アート&デザイン

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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