トビイ ルツのTraveling Mind

ART MONTH

アートの秋。実家のある九州の別府では、1年後に行われるアートトリエンナーレ『混浴温泉世界2012』に先駆けて、今月いっぱい『ベップアートマンス2011』を開催中とのこと。
こちらウィーンでも、毎年この時期に行われるというアートとアンティークの見本市KUNST MESSEが開催中で、アートに詳しい友人の案内で足を運んできました。多くのギャラリーは19世紀末から近代絵画を扱うものが多かったのですが、何人かのオーストリアの近代画家、特にVilma Ecklという女性画家の作品を紹介してもらい、とても気にいりました。会場も日頃は一般に公開されていないハプスブルク家の宮殿が会場で、それを観るだけでも訪問の価値があったかも。

オーストリアに限ったことではないと思いますが、女性アーティストが自由に表現活動し、生業として成功できるようになったのは、アートの歴史でみればごく最近のこと。そんな中、過去40年近くに渡りウィーンの現代アーティストとして活躍してきた友人の女性アーティストRenate Bertlmann レナーテ・ベールトマンが、今まで携わった作品の集大成となるDVD集をリリースし、先日レセプションに行ってきました。会場はSecession セセッション。ウィーンを代表するユルゲンスティールの美しい建築物です。
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1970 年代からパフォーミングアーツやインスタレーション、写真や映像などあらゆる手段で表現活動を行ってきた彼女。フェミニズム、エロスとタナトスをテーマに、当時からかなりセンセーショナルな作品を発表してきたウィーンの女性現代アーティストの先駆者です。ヨーゼフ・ボイスも彼女のパフォーマンスに足を運んでいたとか。
クリエイティブな世界には、自らが望んだ時以外、引退はありませんが、還暦を過ぎてなお情熱的に表現活動を続けていく彼女の姿には頭が下がります。ART IN PROGRESS. 年齢を経てなお、彼女がどう女性性のテーマと対峙していくか、とても楽しみなのです。
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Renate Bertlmann AMO ERGO SUM Works 1972-2010



by rutsu_tobii | 2011-11-06 21:20 | アート&デザイン

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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