トビイ ルツのTraveling Mind

アート・オークション初体験

アート好きなアメリカ人の友人が、しょっちゅうウィーン市内のオークション会場に足を運んでいるというので、連れていってもらいました。
サザビーズやクリスティーズなど国際的な競売会社については、時に高値で取引されるアート作品などの話題でよくニュースを耳にしますが、実際のオークションの雰囲気はどんな感じなのか、とても興味がありました。何より美術館などでは目にすることができない、多くは個人所有のお宝的アート作品の数々が、間近で観れるのも魅力です。
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今回、足を運んだのは宮殿内の建物の中に場所を構えるIm Kinskyというアート作品を専門にした競売会社。訪れた日は、ちょうどアールヌーボーのオブジェ類と、19世紀から20世紀までにかけてのオーストリアのアーティストを中心とする古典/近代絵画をテーマにした競売が行われていました。

バロックの豪華な建物の中には、本日出品される作品を含め、直前に競売にかけられた絵画や宝石類など、いくつもの部屋に分かれて展示されていました。事前に競売にかけられる品の実物をこうしてよく観ておいて、参加者はカタログにある落札予想価格帯などを参考にしながら、競売にのぞみます。

実際の競売の様子ですが、以前に映像などで観たことのあるとおり、オークションマスターのリードにより、会場にいる参加者の他に電話を通じた競売参加者の間で、熱い競りが繰り広げられていました。正面に大きなモニターがふたつ設置され、ひとつには競売商品と番号が映し出され、もうひとつにはユーロ、USドル、イギリスポンド、スイスフランの4つの通貨での競りの換算価格が表示されます。
かなり多くの作品が出展され、250,000ユーロまでついた絵画もあれば、買い手がつかない作品も結構ありました。しかも、今回3000ユーロだった絵の値段を、オークションマスターが2500ユーロに値引きして取引成立という場面もあったのです。
今まで数えきれないほど競売会場に足を運んだという友人によると、競りで値引きが行われた場面に遭遇したのは、これが初めてだとか。「きっと景気後退のサインね」と、ちょっと心配そうでした。

有名アーティストのお宝作品や未知の素晴らしい作品もたくさん観ることができたし、雰囲気も楽しいし、審美眼を研くいい勉強になりました。しょっちゅう行われているわけではありませんが、これからも機会があれば足を運ぶつもり。いつかはオークションに参加して、お気に入りの作品を競り落としてみたいものです。



by rutsu_tobii | 2011-11-13 21:38 | アート&デザイン | Comments(0)
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トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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