トビイ ルツのTraveling Mind

国東半島アートプロジェクト2012 その2

この2月に信じ難しいことに80歳を迎えたオノ・ヨーコさん。彼女が世界中で展開している参加型アートプロジェクトの作品、『念願の木』がここ香々地にも植えられました。

ちょうど七夕の短冊のように、訪れた人たちが自分の願い事を書いた札を木に吊り下げられるようになっています。枝が願い事で覆われたら、それらはアイスランドのレイキャビックにある『イマジンピースタワー』という光の塔へと移され、強い光と共に宇宙の成層圏へと届けられることになっているのだそうです。「ひとりで見る夢はただの夢だけど、みんなで見る夢は現実になる」って素敵な考えですね。
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オープニングには多くの子供達も参加して、願いごとをしました。「しんしゅのせいぶつがみつかりますように」と可愛らしいお願いが書かれた札を見つけたのですが、作品のスケール感にぴったり!(笑)お願いをしたコはきっと大物になりますね。

もうひとつは『見えないベンチ』というタイトルの作品。実際は、地元の国東の石と職人さんの手で作られたとても素敵なベンチと、オノ・ヨーコさんの詩が書かれた石碑が、長崎鼻の13カ所に点在しています。
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石碑の詩は今からおよそ50年前の1964年にオノ・ヨーコさんが発表した『グレープフルーツ』というインストラクション(意図書)集からのものです。夫であるジョン・レノン氏の『イマジン』にもインスピレーションを与えたという作品だとか。

「夢の箱をたくさん買いなさい。妻にひとつ選んでもらいなさい。一緒に夢をみなさい。(箱の曲」
「満月の夜にさかなの声を録音しなさい。明け方まで録りなさい。(さかなの曲)」...

こんな風に意図書の内容は命令形で書かれ、読んだ人の想像力をかきたてます。ベンチと石碑があるロケーションは、夕陽が美しい海に面した場所だったり、花畑と海の風景だったり、素晴らしい眺めの散策コース。大変ロマンチックかつ知的な人気のデートコースになること間違いなしです(笑)。
ベンチの石は、ヨーコさんサイドと地元の石材師さんが、何度もやりとりして形や高さ、大きさなどにこだわり、職人さんに一生懸命作業してもらったものだそうです。石には思いが籠りやすいといいますが、ヨーコさんと国東の人たちの思いが、おしりからもじーんと感じることができる作品。時間を忘れてゆっくりと座ってみたいですね。
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by rutsu_tobii | 2013-03-11 23:30 | アート&デザイン

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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