トビイ ルツのTraveling Mind

丹下建築

9/4は建築家の故丹下健三氏の生誕100周年だとか。長い間、代々木を拠点にしていた私は、毎日のように西新宿の都庁やパークタワーを目にしていたせいか、丹下建築は東京のイメージそのもの。中でも印象的なのは、やはり代々木体育館でしょうか。今も色あせることのない未来的なフォルム。2008年にChanelのアートプロジェクト『モバイルアート』で、ザハ・ハディドの宇宙船のような建築物が、この代々木体育館の前に降り立った時の光景は忘れられません。

1964年に建築されたという代々木体育館ですが、その当時の写真を、ここウィーンで思いがけず目にしました。なんと右隣の家のご婦人宅で。80歳を超える右隣のご婦人は、今でこそ庭いじりと猫の世話で旅は全くできないそうですが、若い頃は亡きご主人と一緒に世界中を旅していたそうです。日本へは1970年頃に初渡航。モスクワ経由で東京へ飛び、そこから関西方面にかけて2週間ほど旅を楽しんだそうでした。

彼女はその時の古い旅行写真を、映写機のスライドを使って見せてくれたのですが、その中の1枚が代々木体育館。彼女はこの建物をはじめ、東京で宿泊したホテルがとてもモダンかつコンパクトな作りだったことに感心したそうです。
丹下建築_d0069964_4231310.jpg

40年も前の日本への旅の想い出はたくさんあるようでしたが、「神戸ビーフ」を連発していたのでやはり「花よりだんご」でしょうか(笑)。とはいえ、丹下建築が右隣の家のご婦人の心をとらえていたとは意外でした。さすがに「世界の丹下」ですね!
丹下建築_d0069964_4233757.jpg

なんともノスタルジック
で貴重な写真をたくさん見せていただきました。ダンケ・シェーン。



by rutsu_tobii | 2013-09-03 21:50 | 国内の旅

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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