トビイ ルツのTraveling Mind

列車で小旅行#1

9月の半ばの2週間ほどの間、オーストリアの国鉄が「車社会のモータリゼーション」(あまちゃん風→「わかる人にはわかればいい」笑)に対抗して、もっと人々に列車を利用してもらおうと、運賃半額キャンペーンを行っておりました。せっかくなので、私も利用してアッパーオーストリアの方まで所用ついで小旅行に出かけてきました。

行き先はシュタイヤStyerというリンツにほど近い小さな観光都市。ウィーンからは一度乗りかえて2時間ほどの道のりです。列車はオーストリアの国鉄OBBの古い車両で、座席は向かい合わせで3人づつほど座れる個室部屋。女性2人と乗り合わせました。見知らぬ人たちと個室部屋で一緒になると、たまに自然と会話が始まったりということもありますが、静かな部屋でした。その後、電車を降りて乗り継ぎがあったのですが、電車の遅れで乗り換え時間がたったの2分しかなく、相当焦りました。(チェスキークルムロフの旅のようなことは勘弁)
 なんとか乗り継ぎ電車に飛び乗ったものの、今度は行き先があっているか不安に。隣の席に座っていた学生風男子3人組に尋ねると、「大丈夫。自分たちも同じ行き先です」とにっこりされ、ほっ。しばらくして、もれ聞こえてくる彼らの会話の端々に「日本」という言葉がよくでてくるので、聞いてみたらなんと、その中のひとりの男子が、アメリカの学校で日本語を勉強していたというではありませんか。「私、日本人ですよ」というと、「えーそうなんですかー!」と流暢な日本語でお話してくれました。シュタイヤの駅に着いてからも、ホテルまでの道を丁寧に日本語で説明してくれました。
「地方の小さな街に行く途中で、まさか日本語を話すオーストリア人に会うとはなあ」と、びっくりしつつも、うれしく思いながら地図を片手に歩いていると、今度は「どこに行きたいの?」とミュウミュウのサングラスをかけたおしゃれなお姉さんが、近づいてきました。
「市役所前あたりまでは、この道をひたすらまっすぐよ」と指差された道は、年季の入った古い石畳。道を挟んで可愛い家々が並んでいました。
 お姉さんによると、シュタイヤはかってはウィーンについで2番目にお金持ちの街だったそうです。「昔の話よ」と笑うミュウミュウ姉さん。週末とあってか観光客も多く、特に中国人とおぼしき東洋人が目立ちました。街のお薦めスポットを聞くと、「土曜日の夜にやっている夜のガイドツアーがすごくいいわよ」と教えてくれました。

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駅から街の中心の旧市街地までの道のりは10分ほど。街は河で囲まれていて、橋を渡ると石畳の道と美しい建築物の街並が見えてきます。
あいにくのお天気でしたが、それでも絵になる街並です。
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街の中心のゴシック様式の市庁舎。
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豪華なつくりの建物が目立ちます。この建物の1階部分は、携帯電話ショップとチェーンのドラッグストア。看板も景観を損ねないように、お店によっては建物と一体感のあるデコラティブな特別仕様になっていました。



by rutsu_tobii | 2013-09-26 22:45 | 海外の旅

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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