トビイ ルツのTraveling Mind

100,000年後の安全

小泉元首相が昨年夏に視察に訪れ、「原発ゼロ」の提言に至ったいきさつで語られた、フィンランドの放射能の最終処理施設オンカロ。その施設の全貌がわかるドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』が、今日から2/10までの期間、無料配信されています。

使用済みの核燃焼が無害化するには、10万年という気が遠くなる年月が必要だそうです。その間に人間や生物に害を与えないように、核のゴミが筒型の器に閉じ込められ、地下深く掘られた洞窟に廃棄されていきます。

オンカロは、核の最終処理として世界で最先端の施設だそうですが、難しい課題も抱えています。今から10万年の間、このオンカロが誰も人を寄せ付けることなく、自然や社会の変化にも耐え、安全な状態に保たれるのか。映画ではオンカロの経営者や原子力の有識者たちに、さまざまな質問が投げかけられます。

10万年というと想像もつかない未来ですが、今から10万年前は人類がネアンデルタール人とよばれていた時代だとか。その時代の人々の痕跡を、現在に生きる人々がまだ解明できていないように、未来の人もオンカロが危険なものとわからずに開けてしまうかも知れない。放射能は今は人間や生物に有害なものだけど、未来の人には金のように価値のあるものになるかも知れないし、無害化されているかも..、などと映画の中の人々と共に、いろんなことを考えさせられました。
「原発はトイレのないマンション」といわれますが、最先端のトイレ=オンカロにかわる究極のトイレはあるのでしょうか。





by rutsu_tobii | 2014-01-22 22:00 | 映画

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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