トビイ ルツのTraveling Mind

異国情緒の平戸

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友人の私用について長崎の平戸を初訪問してきました。平戸といえば、出島よりも前に日本初の海外貿易港として栄えた場所。オランダやイギリスの商館が置かれ、南蛮文化がここから渡来したのです。個人的に、ベルギーのオランダ語圏に住んでいたり、取材が多かった関係こともあり、オランダ語圏文化には自然と親近感が湧きます。
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海に面した場所に建つオランダ商館。ここだけ見ると日本じゃないみたい。17世紀の建物の復元で中は博物館。当時の交易品や船の備品、航海図などが展示されています。度々思うことですが、危険を伴う当時の船旅ではるばる日本まで商売しにきたオランダ人の商魂はたくましい…近辺にはオランダ塀やオランダ井戸など、西洋から来た石造りの文化が周囲のあちこちに残っています。

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交易で栄えた城下町辺りは、きれいに整備された木造建築の商店街になってました。世界史の教科書にでてきた三浦按針(ウィリアム・アダムス)の屋敷跡やイギリス商館跡に混じって、平戸名物を売る土産物屋が並んでいます。ビールやペンキ、西洋医学、タバコ、パンなどは、全部、平戸から日本に初めて持ち込まれたそうなのですが、当時もここに並んでいたのかな。
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気になる木は、樹齢380年の巨大なソテツ。南国風のエキゾチックな木はどこからやってきたんでしょう。
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九州の最西端の街、平戸。短い時間の滞在でしたが、世界に開いていた港の海風は気持ちよかったです。



by rutsu_tobii | 2015-01-10 23:59 | 国内の旅

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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