トビイ ルツのTraveling Mind

スーパーボールで思ったこと

毎年、この時期恒例のアメリカ最大のスポーツイベント『スーパーボール』。アメリカンフットボールのNFLリーグの優勝決定戦が、今年も先の日曜日(通称「スーパーサンデー」)に行われました。野球やサッカーほど人気が及ばない日本でも、国歌斉唱やハーフタイムショーに登場する豪華アーティストのおかげで、年々、 その認知度を増しているように思えます。(数年前は、ハーフタイムショーでのジャネット・ジャクソンの「胸ポロ事件」がニュースになりましたね。下世話な話ですが...)

今年は、国歌斉唱を行うアーティストが「レリゴー♪」でお馴染みのイディナ・メンゼルということで、私も楽しみに録画を見ました。静まり返る観衆の中で、静かに歌い始めるイディナ。試合前の緊張した面持ちで、頑強な肉体を左右に揺らしながら聞き入る選手たち。感動的な歌声です。
場面が切り替わった瞬間、私はハッとしました。画面にはアフガニスタンの前線にいるアメリカ軍兵士たちの姿。会場からは歓声が上がります。だんだん力強さが増すイディナの歌声と共に、今度はエリート戦闘部隊であるアメリカ空軍の戦闘機が空を横切る映像が映り、大盛り上がりの中で歌が終るのです。


この様子を、何とも表現し難いリアリティを感じながら見ました。

公式HP情報
によると、スーパーボールの試合中継は、アメリカでは視聴率40%を超え、視聴者数は1億3千万人以上、アメリカ国民の2人に1人は見ているというまさに「国民的番組」です。私は20年以上も前に、有名コラムニストのボブ・グリーンが書いたエッセイで初めてスーパーボールについて知り、アメリカ中が夢中になる大スケールの熱狂ぶりに、憧れのような感覚があったのを思い出します。
今の日本なら、スーパーボールは、サッカーのW杯の日本戦か天皇杯みたいな感じでしょうか。
「サムライブルー」に染まる観客席に流れる『君が代』。その中で、海外にいる日本の自衛隊員や戦闘機が中継され、観衆が声援を送る。平和な今の日本からは想像できませんが、そんな「現実」がアメリカにはあることに、改めてショックを受けた今年のスーパーボールでした。



by rutsu_tobii | 2015-02-05 23:59 | 社会

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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