トビイ ルツのTraveling Mind

夏の舞踏会

ウィーンの伝統的な社交イベントの舞踏会(Ballボール)。

零下の日も多い1、2月がハイシーズンとあって、寒さが苦手な私は踊るどころか重い腰が上がらず、行かずじまいで過ごすこと数年。今年は夏に唯一開かれる舞踏会として有名な「スペイン馬術学校」の舞踏会Fete Imperialに潜入してみることにしました。

おりしも今年はスペイン馬術学校の開校から450周年。さぞ華やかな舞踏会になるだろうと期待しつつ、チケットを入手。心強いことに舞踏会に行き慣れている女友達が一緒です。舞踏会は男女カップルがデフォルトのイメージがありますが、1人でもOK、男性や女性同士、ワルツやダンスが踊れなくてもEnjoy Yourselfで楽しめる場なのです。

会場は、日頃、馬術が披露される聖ヨーゼフ広場のバロック式の建物内。次々と到着する着飾った人達を見るだけでもワクワク。日頃はコンサバな装いのウィーンっこも、この時ばかりはカラフルで華やかなファッションで個性炸裂。年齢層も幅広く、学生らしき若々しいカップルのグループや、親と一緒のおめかしした子供達も楽しそう。26歳以下の人のためのリーズナブルなチケットが販売されているのですが、こうして子供の頃から舞踏会を楽しむ文化を奨励しているのでしょう。

会場ではたまたま席が隣になった「来年からは正規料金のチケットを買わないといけないのー」という26歳美女とお話しました。今日は大学院生のいとこの女性に誘われてきたとのこと。
数学の先生をしている彼女は中学生を教えていて、子供たちの学期末の試験の結果に頭を抱え、いとこはようやく大事な卒業試験を終えて打ち上げ気分。ストレスを発散したい2人とも当日券でさくっと入ってきたそうなので、ウィーンっこの舞踏会はクラブ的なノリなのでしょーか。(笑)
着飾って踊る非日常な時間は、かなり大きな気分転換になるのでしょうね。

メイン会場には、大きなシャンデリアがいくつも輝き、白い馬の大きな銅像と紅白の飾りが。その前でオーケストラがワルツを奏で、クルクルまわる男女のカップルが行き交う、ディズニーのお姫様映画のワンシーンのような舞踏会が繰り広げられていました。他にも2つ会場があったのですが、それぞれ懐メロ風のポップスや、ビックバンド風ジャズまで違うジャンルの音楽で好みにあわせて移動しては楽しむ人々。

舞踏会のハイライトは恒例のカドリールダンス。午前零時の合図とともに、4組のカップル(男性同士、女性同士もいます)が早いリズムにあわせて踊ります。

だんだん早くなるリズムにあわせて場も盛り上がり、跳ね馬のように踊る人も観客もギャロップ。
賑やかな夏の夜長が、いつまでも続いたのでした。

<本日のウィーンっこ>
夏の舞踏会_d0069964_15362092.jpg

ウィーンのお菓子屋さん主催の「ボンボンボール(菓子職人舞踏会)」がお気に入り。テクノやロック音楽メインの舞踏会もに行くとか。(皆さんロングドレスにタキシード姿で踊ってるそうです)。こんなノリのいい美人先生が担任っていいなー



by rutsu_tobii | 2015-06-28 23:59 | エンタテイメント

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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