トビイ ルツのTraveling Mind

「ドリアン」先生

昨日はホーチミンから車で70kmの場所、ミトーよりメコン河下りに出かけました。
ご存知、ベトナム南部を流れる泥で茶色に濁った大河ですが、この地域に暮らす人びとは河の水にみょうばんを入れてこの濁りをとり、洗濯用の水に利用するとか。
「ミネラルが豊富な泥は、お肌にもいいんですよ♡」と、日本語の堪能な地元の美人ガイド、ヤンさんが教えてくれました。このテのオルタナ美容法には、目がないわたくし。「メコン河の泥石鹸」とか、誰かおみやげ用につくってくれないかしら。

そんなメコン河沿いの名物は、豊富な果物。周囲の島には、ジャックフルーツやランブータン、スターフルーツなど南国ならではの果物がいっぱい採れます。
姿かたちがエキゾチックでおいしいものばかりですが、「フルーツの王様」のドリアンだけは、ハリネズミのような強烈なビジュアルと近寄りがたい匂いで、遠目に見ているのがせいいっぱいです。

そういえば、先日、ダナンからホーチミンに移動する飛行機の中でのこと。
乗務員から受け取ったブランケットが異常な匂いを放っているのに気づきました。魚の腐ったような匂いとでもいーましょうか。隣の席にいた写真家のIさんの声が、「ド、ドリアンよ〜!」と裏返ってます。誰かが機内に持ち込んで、押さえがたいこの匂いをブランケットでどうにかしようとしたのでしょう。「ドリアンは匂いがすごいから、機内持ち込み禁止のはずなんだけどねえ」とIさん。たしかに「残り香」もすごかったです。

ガイドのヤンさんは、フルーツを食べながら、高校生時代の印象深い先生の話をしてくれました。とても怖い先生で、生徒が悪いことをすると、ドリアンの固いハリネズミのような殻の上に裸足で立つという罰が与えられたそう。
「それでも、ハートのあるとてもいい先生だったので、毎年9月20日の『先生の日』には、たくさんの教え子が先生にいろんなおみやげを持って集まるの」、とヤンさん。彼女にとって、ドリアン=先生の想い出のようです。

匂いも姿も強烈なドリアンは、それにまつわる想い出もまた、忘れがたいものなのかもしれませんね。



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by rutsu_tobii | 2006-07-11 18:38 | 海外の旅 | Comments(0)
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トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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