トビイ ルツのTraveling Mind

銘菓のコンセプト

夏休みシーズンも本番。この週末はお盆です。私は急に住まいの引っ越しが決まり、お盆は故郷に帰省どころか荷造りに追われそうです。

「国籍、性別、姓名の判別不明」がコンセプトのペンネームをもつ私ですが、れっきとした日本人。みやげのひとつでも持ち帰り、実家の家族と集いたいものですが、いざ帰省となると、いつも「東京みやげ」に困ります。最近では、定番の『とらや』の高級羊羹やら、東京でしか手に入らないショコラテリーの1粒300円もするチョコレートを持ち帰り、親孝行のつもりが「大事に食べろ」とえらく恩着せがましくなってしまいます。ああ、私ってまだ子供。

そんな私が、最近、地方の銘菓をいただきました。かれこれ10年近く前に執筆した『アントワープへの招待』というエッセイを読んでくださった兵庫の西宮在住の読者の方からです。本がきっかけで今年ベルギーを旅したという60代の女性で、お手紙だけでもありがたいのに、後に西宮名物のお菓子を送ってくださいました。
『観光堂』の代表銘菓「おかき巻き」。醤油味のおかきが甘い薄焼きのクレープ生地にくるまれています。まさに東洋と西洋の融合。「なぜこれが西宮名物なのか?!」と不思議な味のお菓子にそのコンセプトを考えずにはいられません。もっとも、私的には、おかきを包んでいるクレープ生地が、ベルギー名物のガレット(堅焼きワッフル)にそっくりだったので、「ベルギーがつないだご縁にふさわしいお菓子だわ」と、勝手に銘菓をコンセプチャルに解釈し、喜んでいましたが。

地方の銘菓には、場所や名産、有名人物などさまざまなことをテーマにした愉快なものも多く、まったく興味がつきません。
この「おかき巻き」をつくっているお菓子屋さんの別の名物に、『Koshien』というのがありました。まさに西宮らしい、今が旬の『甲子園』がテーマのお菓子は、野球の球の形に甲子園の英字が入ったクッキーのようです。うーん、わかりやすい。
きっと今の時期、甲子園球場付近で「飛ぶように」売れているのかもしれませんね。

銘菓のコンセプト_d0069964_1222179.jpg




by rutsu_tobii | 2006-08-08 22:35 | 国内の旅

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
by rutsu_tobii
プロフィールを見る
更新通知を受け取る

最新の記事

『鉄輪の記憶』展
at 2020-06-16 19:00
私のコロナ対策(情報編)
at 2020-05-25 15:00
『HAPPINESS』展ふたたび
at 2020-05-19 14:00
今年も蒸し通
at 2020-05-17 21:30
アマビエLINEスタンプ発売
at 2020-05-16 12:30