トビイ ルツのTraveling Mind

2つの布のイベント

昨日は2つイベントにおうかがいしました。
ひとつは、Mauvaises Herbes モヴェズエルヴの2007年の春夏シーズンの展示会。前回の展示会で注文したコートに袖を通さないうちから、もう来年の洋服の展示会とは早い☆今回は海を連想させるモチーフが多々使われてました。大人のマリンのボーダーや、人魚や水の模様のグラフィック、 素材もメッシュやキラキラするクールな感触のものが使われています。デテイルもきちんと作っていて、流行に関係なく楽しめるモヴェスさんの洋服は、欲しいものがたくさんありましたが、結局、何通りも着こなせ、シーズンを問わず着れるラップワンピほか3アイテムを注文。早くも来年の夏が楽しみです。

その後、帽子デザイナーの内山グリさん夫婦と、彼女の友人のバックデザイナーのKANMI.さんたちに誘われて、吉祥寺で行なわれていた「布芸」展へ。「みつばちトート」さんと、料理研究家の福田里香さんが企画した、青森のこぎん刺しという、伝統的な刺繍を紹介する展覧会です。こぎん刺しは青森の弘前市周辺の農民の間でつくられていた刺繍で、麻布に白い綿糸で模様が刺繍されるのが伝統的なスタイルだそうですが、展示会場では、カラフルな綿糸で現代的にアレンジされたこぎん刺しの布バックが展示販売されています。

福田さんご本人も会場にいらして、刺繍について詳しい説明をしてくれました。津軽地方の農民たちは昔、麻布で作られ、しかも裏地がついていない着物を着ることを藩に義務づけていたとかで、麻布に刺繍をほどこすことで、布を厚く、密にして寒さをしのぐ手段としたのでは、と興味深い話をしてくれました。なんでも福田さんのご両親は、民俗学的アイテムの収集家で、こぎん刺しをはじめ、人々のライフスタイルの歴史的な資料となるようなコレクションを多くもっており、福田さんご自身も何度か作り手や現場を取材されたそうです。
展覧会は、吉祥寺の「ギャラリーfeve」で18日土曜日まで行なわれています。

モヴェズさんでは、来年のスタイルを、布芸展では過去の伝統を。布に関する表現の未来と過去を拝見した1日でした。

写真:オープニングでふるまわれた福田さんお手製のキャラメルと、こぎん刺しのバック
2つの布のイベント_d0069964_07376.jpg




by rutsu_tobii | 2006-11-12 15:24 | 仕事仲間・友人

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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