トビイ ルツのTraveling Mind

ブラッドダイヤモンド

公開中の話題の映画『ブラッドダイヤモンド』を観ました。紛争ダイヤの利権をめぐる複雑な問題をテーマにした物語ですが、主演のディカプリオはじめ出演者全員のリアルな演技など、ともかく語りどころが多い映画。
なにしろ、かつて暮らしたアントワープが紛争ダイヤの舞台だったと考えるとフクザツです。アントワープは世界の2/3のダイヤが集まり取引される街で、取引所周辺の警備の厳重ぶりや山高帽と独特な髪型と格好をした、正統派ユダヤ人商人の姿など、思い出されることがたくさんあります。主役は南アフリカ生まれの白人という設定でしたが、実際に南アフリカやコンゴで生まれ育ったクラスメートもいたので、ディカプーが役柄上、身につけたという南アフリカのオランダ語なまりの英語も懐かしく聞きました。

最近、取材した「フェアトレード」と関連する映画のテーマですが、ダイヤに限らず石油や自然資源をめぐるヨーロッパと、旧植民地のアフリカ諸国の危うい関係を改めて感じます。英国をはじめヨーロッパで熱心に行なわれるいるフェアトレードは、かつての植民地国に対する贖罪意識とも関係しているのでしょう。
日本にいる私たちもこの問題に無関係ではなく、消費者という立場で問題を解決や助長に関わります。日常的にダイヤを買うことはありませんが紛争ダイヤをはじめ、普段、流通する商品を見極めて、不当な状況で作られたりもたらされた商品を買わない。いろんな形で遠い国で起こっていると思われていることと繋がっていることを認識する映画なのでした。



by rutsu_tobii | 2007-04-19 10:00 | 映画

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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