トビイ ルツのTraveling Mind

FLOWER展

上野の国立科学博物館にて、特別展『FLOWER』が開催中です。花の進化や生態など生物学的な分析から、活け花などの文化的な紹介まで「オール・アバウト・花」という感じです。
目玉はバイオテクノロジーによってつくられた青いバラや、ヒマラヤの自然に咲く青いけしの花。会場にあった青いけしは、北海道で栽培されたものだそーです。
希少な青い花に対し、自然界で最も多い花の色は「黄色」なんだとか。今年春に、雑誌で花の特集を担当した際に、花についていろいろと調べましたが、西洋では黄色い花は不吉とされて嫌われる場合があると知りました。キリストを裏切ったユダが着ている服が黄色だったことに由来するらしいですが、花言葉もあまりよくないものが多いのです。一方で、中国や日本などアジアでは、黄色は金色を連想させて、繁栄や富裕の象徴色。黄色の花もおめでたいとされています。何色であろーが、花には何の罪もないと思いますが...

私が展覧会で一番見たかった催しは、第二部のスウェーデン人の女性写真家ヘレン・シュミッツによる花の写真展です。同じくスウェーデン人の生物学者リンネが解いた「花の婚礼」(雌しべと雄しべのメカニズム)にインスパイアされて撮影した花のポートレイトの数々は、芸術的ですばらしいです。
花でも動物でも、自然が創りだしたものはすべて超一流の機能美に溢れていると思いますが、美しい上に、自然界で生き抜くための機能を備えた花は、まさに驚くべき存在なのでした。

青いカーネーション「ムーンダスト」
FLOWER展_d0069964_10452174.jpg




by rutsu_tobii | 2007-06-02 10:00 | アート&デザイン

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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