トビイ ルツのTraveling Mind

本のチカラ

先日『どうぶつびょういん』を担当してくれたPHP研究所の編集者のAさんと、九段の和食店「さくらさくら」でお昼をご一緒しました。なんでもその店は、超人的なご活躍で話題の経済評論家、勝間和代さんもランチに使ってたとか。例のナビ付き自転車をかっとばして、乗りつけたのでしょーか。
その際、Aさんが、教育評論家で児童文学作家として有名な漆原智良先生という方が、わざわざ編集部に電話をかけてきて、『どうぶつびょういん』がとてもよかったと、褒めてくださったと、教えてくれました^^。周囲の仕事仲間やそのお子様たちから、本を楽しんでいただいている、という話を聞くのもうれしいですが、やはり専門家の方から評価していただけるのは、自信になります。
不思議なもので、本は一旦つくってしまうと、もはや勝手に育ってひとり歩きをはじめてしまう子供のようなところがあります。そして、世間で親の私の知らないところで、いろいろ、しでかしてしまう感覚があるのですが、世にでた「Dr.しまうま」やその他のキャラたちが親孝行してくれることを願ってやみません。

Aさんは、現在、ベストセラー作家や文化人の方達と共に、中高校生向きのエッセイ集をシリーズを作成している最中なのですが、最近のその位の世代は、特に読書離れが激しく、どうやって興味をもってもらえるのか、ずっと頭を悩ましてきたとか。逆に児童小説を大人が読んだり、年齢に境なく楽しむ傾向が強くなっているそうで(最近、映画化された『西の魔女が死んだ』もそうですね)、それはそれで喜ばしいことです。

冒頭の勝間さんは、大変な読書家で知られてますが、雑誌のインタビューで、「ネットの情報は玉石混合だけど、本は執筆者、編集者、校正者など多くのプロに選び抜かれた情報が集まっていて、これほど安価に質の高い情報が得られるものはない」というようなことをお話してました。出版の仕事に携わるものとして、はっ、としたことです。
実際、私もネットではあまり深く考えずに書いて、アップしてしまいがちですが、雑誌や本の原稿では、もんもんと言葉の表現を考えて選び、情報は必ず裏をとり、さらに多くの方に検討してもらって、活字になるのです。出版物はすごいエネルギーと知性を費やしている産物なのですが、正直、私も忘れてました。
本って、すごく価値あるものなのですよね。子供にばかり薦めず、私も読むようにしないと!



by rutsu_tobii | 2008-06-12 11:00 | 著作本

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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