トビイ ルツのTraveling Mind

お医者さんと雑誌選び

年末になると決まって歯の調子が悪くなって、ついてないなあ、と思ったりもするのですが、病院の待合室で順番を待っている間に、置かれている雑誌をマーケティングがてら、雑学を得るのは楽しかったりもします。

行きつけの個人経営のクリニックの待合室でかなりの率で置かれてあるのが「家庭画報」や富裕層向けの定期購読誌だったりしますが、my歯医者さんのラインアップはなかなかインテリ。「家庭画報」「日経サイエンス」、「ナショナル・ジオグラフィック日本版」、「ネコの気持ち」と「イヌの気持ち」、そして「クーリエ・ジャポン」があるのがかっちょええぞ。

クーリエ・ジャポン12月号に掲載されていたナシーム・ニコラス・タレブに関する記事がおもしろく、全部読みきれなかったので、その後、雑誌や著作まで買ってしまいました。タレブ氏は不確実性の学術研究をする、数理系の敏腕トレーダーだそうで、現在の金融危機を常々、警告していたのだとか。もっとも、記事の方は経済の話よりタレブ氏のユニークなライフスタイルや哲学、人生論について語られています。
「処刑されるときは、一番いい服を着て堂々としている」という美意識にはじまり、「ネクタイをしている人をまともに信じない」「携帯電話を持ち歩かず、テレビや新聞をみない」とか、学術面と経験面で独自に会得した哲学の数々は、常人にはなかなか理解しがたいところもあります。

ダイエット&エクササイズの方法も、人類誕生時のスタイルが最善と考え、炭水化物ぬきで、「4時間ぶっつづけに身体を動かしたり、腕立て伏せを360回した後、10日ほど何もしない」んだとか。(笑)さすがに「さすらいのダイエッター」である私もこれはマネできませんが、参考になりそうな人生のアドバイスもいくつかあります。
「パーティに行くこと」というのがありましたが、パーティは行くまで何が起こるかわからないセレンディピティ(偶然の幸運)の宝庫であり、何が重要か知るにもメディアを通じてより、レストランやカフェなど人のいるところにでかけて得る、というのは年末年始のシーズンにタイムリーな提言でしょうか。

別にパーティじゃなくでも、歯医者さんの待合室でもこうして知識は拾えるわけで、歯の不調を不運と思わないようにできたわけですが、それにしても、病院の待合室は雑誌のいいアンテナショップですね。
タレブ流だと読む雑誌も選ばないといけないんですけど、「信用できる気のあうお医者さん」の待合室には、自分好みの雑誌が置いてある確立が高いというのがmy持論(偏見?)かな。



by rutsu_tobii | 2008-12-02 10:35 | カルチャー

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
by rutsu_tobii
プロフィールを見る
更新通知を受け取る

最新の記事

『鉄輪の記憶』展
at 2020-06-16 19:00
私のコロナ対策(情報編)
at 2020-05-25 15:00
『HAPPINESS』展ふたたび
at 2020-05-19 14:00
今年も蒸し通
at 2020-05-17 21:30
アマビエLINEスタンプ発売
at 2020-05-16 12:30