トビイ ルツのTraveling Mind

ホテルの美術館

六本木の大倉集庫館にて行なわれている、インドネシアの伝統的な布バティックを集めた展覧会を観てきました。
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ホテルオークラ本館の正面に建つ美術館は、オークラの創業者である大倉喜八郎氏が設立した日本最初の私立美術館なのだとか。2階建ての中国風の建築物はそう大きくはない建物ですが、手入れの行き届いた庭に囲まれて雰囲気がよく、2階部分にはテラスもあってここからホテルの全景が見渡せます。
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展覧会は日本とインドネシアの国交50周年を記念した催しだそうで、3000点の中から厳選したバティックとよばれるインドネシアの伝統的なろうけつ染めの布が集められています。
インドネシアは1300もの島から成っている国とあって、地理やその土地の文化、宗教、さらに時代の影響によって布の柄の模様が異なるのがコレクションからわかります。代表的な柄は魚や花、鳥、ガルーダ(インドネシアの伝説上の神聖な鳥)などで、草木から染められる色は概して赤や紺の渋い色が多いのですが、植民地として統治を受けていた時代になると、ヨーロッパ風のカラフルな柄や日本や中国、イスラムの影響も受けたオリエンタルな模様とバリエーションがあります。グリム童話みたいなドレス姿の人々がダンスしているバティック柄や、日本の着物風の花柄のバティックはさすがに初めて目にしました。展覧会『インドネシアの更紗のすべて』は、12/21までです。

今回、初めて知ったのですが、ホテルオークラでは展覧会と茶菓やランチをセットにした鑑賞チケットを販売していて、これが結構おトク感がありました。ホテル内のバーやレストランの場所も選べる上、お菓子やランチ内容も選択できます。
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レストランの「テラスガーデン」にて、ホテル内のブーランジェリでも販売されているケーキからパプアニューギニア産のチョコを使った期間限定のガトーショコラをチョイス。かなり濃厚でおいしかったです。本物のバラのつぼみ付き♪これにおかわりが自由にいただけるおいしいコーヒーがつきます。ちなみに茶菓とチケットのセット券は1600円。チケットは通常大人1000円、ケーキは700円ほどで販売でされていたので計算上はお得です。

老舗ホテルのオークラ。さすがに内観や料飲店の雰囲気は、近年できた新しい外資系ホテルには負けてしまいますが、美術館やお茶でまったりできるこんなサービスは、きっと昔からの年配の常連客にも喜ばれているのではないでしょうか。

古くても和のエッセンスのある建築は、若い層や外国客のファンも多いことで有名ですが、ロビーにはクリスマスツリーが静かに光っておりました。



by rutsu_tobii | 2008-12-10 13:20 | アート&デザイン | Comments(0)
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トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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