トビイ ルツのTraveling Mind

LVシティガイド東京

グラフィックデザイナーをしているベルギーの友人から「来週LAに住む心理学者の友人が東京に行くのでガイドしてあげてくれないか」とメールがきました。トランジットでわずか5時間の滞在で「ぜひ“tokyo spirit”を見せてあげて」とあります。
結局、スケジュールの都合で断わることになったのですが、海外の友人と一緒に東京を客観的に観光するのはいつも楽しいことなので残念でした。ま、5時間で学者さん好きするような「東京の真髄」を見せるのは難題ではありますが。(笑)

実はちょうど数日前にルイ・ヴィトンが10月に発行した『シティガイド東京』の2009年度版を買ったばかりでした。ラグジュアリーブランドが考える東京らしい場所とは何か興味があったので購入。
写真はなく文字情報中心で3780円は、ガイド本としては高価ではありますが、購入のポイントはクリエイター好みのカルチャー系スポットに強いことでしょうか。雑誌『monocle』の編集長のタイラー・ブリュレ氏が執筆に参加していたり、坂本龍一氏がお気に入りのスポットを紹介したり、松本零士が考える2038年の東京のイラスト&テキストを入れるなど、事情通の文化人の視点を切り口にするあたりは、雑誌の特集ではあってもガイド本ではあまりないこと。うんちくや世相も解説に加えるなど、読み物として楽しめる知的なガイド本ではあります。薄型で軽量の紙質、ソフトカバーが手になじむあたり文庫本のような印象。
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全国の紀伊國屋書店かLVのショップで販売されているそうですが、私は表参道店のLVで購入。リボンまでかけた素敵な箱に入れてくれました。何も聞かれませんでしたがきっと贈り物と思って気を遣ってくれたのでしょう。(笑)ラッピングサービスはLV店での購入の特典ですね。実際、日本語版はどのような人が買っているのかな?

ただ、ちょっと残念なことにも。購入した本にあろうことか文字の一部がつぶれていたり、にじみがあるなど印刷状態がよくない箇所が数ページあったので、交換のお願いに後日お店に持参したのですが、新品本を確認すると同じ状態でした。
お店の方は大変恐縮してくださってはいたのですが、今まで同様なクレームは来たことはないし、初期に入荷した分では印刷状態は正常だったので、おそらく時期によって状態が異なるのかもしれないとのこと。結局、交換はしてもらいませんでした。
念のため編集者の友人にも見てもらいましが、少なくとも日本の印刷会社では起こらなさそうな手落ち。たまたま、しかも出版業が本業ではないとはいえ、モノづくりを大切に考えるブランドだけに彼らにとっても不運なことです。
日本語版は、下町の職人気質の印刷会社さんにおまかせしたら、より「東京のエスプリ」がわかるガイド本になってたかもしれませんね。



by rutsu_tobii | 2008-12-18 10:20 | アート&デザイン

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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