トビイ ルツのTraveling Mind

カテゴリ:カルチャー( 58 )




『鉄輪の記憶』展

6月4日(蒸しの日)に、今年も始まった鉄輪の『蒸し通りずむ(蒸しツーリズム)』

催しのひとつとして、鉄輪の歴史を紹介する写真展『鉄輪の記憶』が、トビラボのお隣にオープンしたチャレンジショップ&スペース『スクランブルベップ』にて6月30日まで行われています。

企画者は別府大学の史学・文化財学科の学生、円城寺健悠くん。彼が勉強しているのは、アーカイブスとよばれている歴史的に貴重な資料の保存と継承なのですが、それが専門に勉強できるのは、日本国内ではなんと学習院大学と別府大学にしかないのだそうです。

円城寺君は小学生の頃におじいさんに聞いた戦争時代の話に興味をもち、聞いたことを自分で本で調べたり、資料館に行って確認することがどんどん面白くなって、将来はアーキビストになる!とその頃から決めていたそうです。

ちなみにアーキビストとは、「永久保存価値のある情報を査定、収集、整理、保存、管理し、閲覧できるように整える専門職」のことだとか。
(出典:2020年6月11日別府大学公式Twitterより)

温泉好きでもある円城寺君は、別府を代表する温泉地で湯治場として歴史の長い鉄輪の歴史に興味を持ち、
今回、地元の収集家から昔の写真を借りて、明治時代からの現在までの旅館や共同温泉の様子を紹介しています。

自分がしたい仕事をわかっている人は、大人になってからも多くないと思いますが、小さい頃から自分の進むべき道を目指して、積極的に活動しているのは素晴らしい!

トビラボも6月は毎日11時から18時までオープンして、お隣から応援しております。

鉄輪蒸し通りずむ
『鉄輪の記憶』展







by rutsu_tobii | 2020-06-16 19:00 | カルチャー

クリムトのお墓

友人のお墓参りのために訪れたHiezingヒーツィングの墓地で、画家クリムトのお墓を見つけました。

シューンブルン宮殿の広大な敷地に隣接する墓地。ここにはクリムトの他にも建築家のオットー・ワグナーの墓があることを、墓地で配布されていた専用地図で初めて知りました。ちなみにクリムトもオットー・ワグナーも共に今年がちょうど没後100周年。お墓参りにはいいタイミングです。

墓は住所のように区画ごとに番号が割り当てられていて、見つけやすくなっています。クリムトの墓もすぐに見つかりました。
クリムトのお墓_d0069964_14245020.jpg
大きく絢爛豪華なクリムトの作品とは違って、彼の墓石のデザインは小さめでいたってシンプル。墓標の文字は、クリムトの絵のサインと同じ書体でした。

供えられた鉢植えの花には絵筆が数本ささっていて、思わずほほえんでしまいます。そこには「チェコ人はあなたを忘れない」と書かれたチェコの国旗と同じ青、赤、白の3色のリボンが結びつけられていました。クリムトのルーツはチェコ(ボヘミア)だったのですね。

お供えのキャンドルがまた素敵なのです。一般的に使われるのは、コップ状の赤い器に入ったキャンドルなのですが、白いキャンドルに手描きとおぼしき天使の絵と共にメッセージが書かれてありました。「死は肉体の限界であり、愛の限界ではない」と。

芸術への愛、ウィーンへの愛、私生活における女性たちへの愛、そして、ファンからの愛。クリムトの人生からいろんな愛が連想されますが、彼にふさわしいロマンチックなキャンドルです。クリムトの作品を鑑賞するのと同じくらい興味深いお墓参りでした。

宗教や慣習の違いもあるのでしょうが、ヨーロッパのお墓のスタイルは実にさまざま。特に個人の墓の場合、人物同様にお墓も「十墓十色」で、たとえ故人を知らなくても、お墓を見ればその人がどんな人生を送っていたのかわかるような、象徴的な姿をしています。
アート作品のような墓ばかりで、まるで美術館にいるように長居してしまうこともしばしば。故人の墓から彼や彼女らの人生に考えをめぐらせ、その度に私はどこで、どんなお墓に入るのだろうか、とぼんやり考えるのです。

ちなみにシューベルトやベートーベンなど、膨大な数のオーストリアの著名人の墓があるウィーンの中央墓地も、ウィーンの観光名所のひとつ。ここでも専用地図が用意されています。広大な敷地のマンモス墓地なので迷ったら大変ですからね!ウィーンのちょっと変わったメメントモリな旅先として、みなさんにおすすめしています。




by rutsu_tobii | 2018-09-16 23:59 | カルチャー

ハロウィーン

 ウィーンでも年々、盛り上がっているハロウィーン。駅の構内で私の前を歩いていた若い女性が、振り返るとかなり本気のゾンビメークをしていて、心臓に悪かったです。(笑)バスに乗ると、黒づくめのゴチック風の衣装と白塗りメークをしていた女性が、スマホをいじりながらお隣に座っていました。そんな方々が薄暗いウィーンの街中にいると、めちゃくちゃリアリティがあります...

 ご近所では、太陽が沈んだ頃からさまざまな仮装をした子供達のグループが、家々を訪ね歩いているのを見かけました。どうやらこの家にも来たようで、階下に住む大家さんがお菓子をあげたそうです。
 
キッチンの流し台の下で見つけた、陶器のジャック・オー・ランダン。今年初めて火を灯してみました。不気味なお顔だと思っていたけど、今日はちょっとうれしそう?
ハロウィーン_d0069964_20093921.jpg




by rutsu_tobii | 2016-10-31 23:59 | カルチャー

MUJI BOOKS

無印良品といえば、「無印(ノーブランド)」といいつつも、誰にとっても「あんな感じね」と、はっきりと商品が思い浮かぶブランドは、なかなかないのではと思います。

そんな無印良品が、書籍の専門店を3万冊を集めたMUJIBOOKSを、博多キャナルシティに開設。素材にこだわる無印だけに、セレクションが気になります。1冊づつ丁寧に選ばれたという蔵書は、まさにMUJIファンに響きそうな、生活に密着した食や住まい、堅実で知的な生活のインスピレーションになりそうな良書揃いでした。

一般的なカテゴリー別や、あいうえおのインデックス順のレイアウトではなく、「ごはんと本」「からだと本」「香りと本」といった「○○と本」売り場や、「もしも○○があったら、○○をしたら」といった切り口で、いろんな角度から好奇心を喚起するような工夫がたくさん。
「○○入門」として、何かを理解するには「本を3冊で読む」というテーマに沿って選ばれた3冊がセットになっている企画には、思わず向学心がムクムクと呼び覚まされます。MUJIBOOKSの監修に関わっている書籍界の賢人・松岡正剛氏が率いるイシス編集学校のオリジナル企画とのこと。本のことを知り尽くしている人々が関わることで、より専門性が高い(難しいという意味ではなく「通」なセンスの)わくわくするような本と出会えるセレンディピティの場になっているのは、さすがです。
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思えば、今から20年近く前、ベルギー人の友人たちが東京に来る度に、熱心に無印商品を買い集めては絶賛していたのを見て、改めてその魅力に気づかされた記憶があります。言葉も生活背景も違う人々にも愛される無印良品ですが、MUJIBOOKSの企画そのものも、海外のMUJI&書籍ファンに受けるんじゃないかなあ。
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「でも、文字を一切読めなかったときの方が より大事なものを 学んだんじゃないかな」。故・石井桃子さんの言葉、深いです。



by rutsu_tobii | 2015-03-10 23:59 | カルチャー

ポエム流行り

最近、再び「詩」が流行しているのだとか。過去何年ごとかのサイクルで、流行している気がしますが、最近ではやはり2011年の震の直後にCMでよく流れていた、金子みすずさんの詩あたりから、良さを見直している人が多いのかもしれません。

先日、お世話になっている女性編集者さんから『中学生に贈りたい心の詩40』という本をいただきました。彼女が最近担当した本で、好調に売り上げを伸ばしているのだとか。聞けば、タイトルどおり自分の子供達に贈りたくて買っていく親御さんが多いそうで、むしろ大人達が魅かれて楽しんでいる様子。実際に私も読んでみて、ぐっとくる詩がたくさんあります。例えば、この本で知った杉本深由起さんの『言葉は』という詩。

「言葉は紙ヒコーキのようなものでしょう

一つの言葉に 丁寧に折り目をつけて

祈るような気持ちで飛ばしたり

ときには荒々しく 

続けざまに投げつけたり」

…と続くのですが、素敵な言葉のセンス。

そういえば、実は私も小学校の頃から詩を書くのが好きなポエマー(笑)だったことを思い出しました。読んでいた少女マンガの外国人の主人公が、よく詩を朗読したり暗記するシーンがあったりして、何だか憧れもあったのですよね。ひさしぶりに、いろんな詩を読んでみたくなりました。



by rutsu_tobii | 2014-01-21 22:00 | カルチャー

故郷とは何か

2011年の春に一旦、東京を離れて、ウィーン、実家のある別府、時々東京という生活を初めてもうすぐ3年になります。我ながら実験的な生活をしているな、と思うのですが、この間に同じように海外や地方に拠点を移したり、二重生活を始めた仕事仲間や友人が少なくありません。今週末も小学校の同級生がひとり、アメリカへ移住のために旅立ちます。
その友人に「おもしろいからぜひ観てみて」と薦めたのが、年始にテレビで観たインド人ジャーナリスト、 ピコ・アイヤー氏のTEDでの講演です。

『故郷とは何か』Where is home? PICO IYER

世界には故郷を離れて暮らす人が2億2万人もいるのだとか。アイヤー氏のように、生まれ故郷、育った場所、教育を受けた場所、そしてその後の生活を送る場所や税金を払い、医療を受ける場所がそれぞれ違う人もたくさんいます。そんな時代の「故郷って何?どこ?」の答えは、大変興味深いものです。

今やインターネットやLCCといった手段のおかげで移動が容易な時代になりました。ずっと同じ場所に生まれて育つ人もいるかもしれないけれど、例えじっとしていても社会的には人種や血縁が混じり合い、国際化していきます。
「どこから来たか?」より「どこに行くのか」が意味を持つ、と語るアイヤー氏。物理的な移動だけでなく「立ち止まることで、次の行き先がわかる」「故郷というのは、場所ではなく、心の有り様」といった哲学的な視点を、実体験を交えてわかりやすく語っています。

エピソードにでてくる「カリフォルニアの山の上にある修道院」には行ってみたいなぁ。




by rutsu_tobii | 2014-01-10 10:00 | カルチャー

ひさしぶりの東京

先月末は1週間ほど、打ち合わせや私用で、ひさしぶりに東京へ。昨年、春に東京を離れて以来、8か月ぶりだったのですが、その間に、さすがにいろんな新しい施設ができていました。

代官山にできた蔦屋書店/DAIKANYAMA T-SITEは、オトナのTSUTAYAのうわさどおり、オーバー40世代に響く厳選した書籍や音楽などのエンタテイメントソフト、雑貨が充実。中でも1960年代〜1990年代の懐かしい雑誌のバックナンバーを見ながら、お茶やお酒を呑みながらゆっくりできるラグジュアリーなラウンジが、狙った世代には大変魅力的。若い頃の感性を育ててくれた思い出深い雑誌や、Esquireのような私の過去の取材記事が掲載されている雑誌もあって、またこの空間で誰かに読まれることがあるかしら、と思うと単純にうれしかったです。

原宿と新宿の間に挟まれ、文字通りロケーションもキャラクターもニッチ(隙間)感が強かった代々木には、食やカルチャー複合施設、代々木Villageができてます。代々木は私が20年近く暮らした最愛タウンなのですが、利便性にもかかわらず、感度の高い人々が集まるようなカルチャースポットは、全くなかったのです。特に不足していたおしゃれなカフェとパン屋が代々ビレにはちゃんと入ってる。もっと早くできて欲しかった!最近取材した編集者さんによると、レストランは今も夜は予約でいっぱい、パン屋も夕方には売り切れ状態だそうです。

ノマドワーカーに重宝な、原宿のThe Terminalは、今後も時々、利用したいスポット。訪れた時は午前中だったので、まだ人がまばらでしたが、2、30代を中心とするクリエイターっぽい人たちが黙々とノートPC持ち込んで仕事してました。私はソファ席でうだうだ考えごとをするだけでしたが(笑)、マイペースに過ごせるのもよしです。

会員制のクローズドの場所ですが、昨年1月に改築されたという麻布台の東京アメリカンクラブも、今回、仕事でお世話になった方に連れて行っていただき、日本の中のアメリカが体験できて楽しかったスポットです。ワインダイニングは、エントランスに床から天井まで届くガラスケースがあって、中にはびっしり並んだワインボトルが並び、フロアの中央には、和紙のランタンが白い大蛇のように美しく天井へと伸びていて、圧倒されました。デザインは、ペニンシュラ東京の内装なども手がけている照明デザイナーの堀木エリ子さんでした。

今回、訪れたスポットは、たまたま利用者が世代や嗜好、職業など、かなりはっきりと分かれていた空間やサービスでした。都会的で好奇心を刺激する新スポットは大好きですが、実は、私が個人的にずっと気になっていることは、来るべき「超高齢化社会」なのです。蔦屋書店もある意味「高齢化マーケット」なのかもしれませんが(笑)、シニアに特化したサービス増やすのではなく、異なる世代間で気持ちよく交流できるような洗練された場所やサービスが、ますます必要な気がしています。

東京は、日本でいち早く新しいものが生み出される場所だと思いますが、そんなスポットが近い将来できるでしょうか。そして、地方にも、ぜひともそんな画期的な場所が増えてほしいものです。



by rutsu_tobii | 2012-02-05 20:54 | カルチャー

「生活の質、世界一」の街に暮らしてみて #2

日常の食に関しては、一般的なチェーンスーパーでもビオ(無農薬有機栽培)の独自ブランドに力を入れていて、ビオ食品や日用品の種類が豊富な上に、手頃な価格で手に入ります。
野菜のみならず肉や卵、牛乳やヨーグルトなど(今が円高なのもありますが)日本の価格の1/3くらい。例えばビオの卵は1パック10個入りで3.5ユーロ〜4ユーロ。オーストリアは、有機栽培の農地の比率がヨーロッパでもトップクラスなのだそうです。
1970年代にすでに原発を持つことに国民投票で反対したオーストリアは、原発ゼロ、自然エネルギー推進派の環境先進国。当然ながら今回の日本でのフクシマの事故に関しても関心は高く、事故直後には、オーストリア航空は独自に放射線量を測る機械を搭載して、乗務員や乗客の安全のために放射線量を監視していたのだとか。

このように自然も含め、生活に必要な社会的環境は素晴らしいウィーンですが、喫煙者の多いことは気になりました。統計によると、オーストリアの喫煙率は世界でも高く、特に女性の喫煙率は世界一なのだとか。実際、歩き煙草をしている人や、多くのカフェやレストランではまだ禁煙や分煙にもなっていない所も多く、その点がかなり残念です。

あくまで個人的な趣味の問題ですが、現代のアートやデザインシーンも、西ヨーロッパや北欧に比べると、どこか時代遅れというか、目新しいものには出会えていないのも残念な点。日本でもウィーンというと、今だにクラシック音楽や宮廷風のお菓子のイメージが先攻していると思いますが、オーストリアにはその歴史や伝統をふまえた斬新なデザインや、食などライフスタイルに関するのシーンがもっとあってもいいはずなのに、とたかだか半年の滞在ですが、感じてしまいました。H&Mのようなどこの国にでもあるファーストファッションの品揃えさえ保守的だし、おみやげものひとつとっても、今ひとつ新鮮なアイデアが感じられません。多くのお店のディスプレイもごく平凡。小国ながら革新的でクリエイティブなベルギーやオランダなどと比べると、きっと国内の市場と平和で豊かな現状に満足してしまっていて、冒険心や新しい潮流が生まれにくいのでは?と思うのは私だけでしょうか。そのせいか、ウィーンの芸術アカデミーを卒業した生徒たちも、インスピレーションを求めて、ベルリンや他の国へ行ってしまうアーティストは少なくないのだとか。短い滞在ですぐにはジャッジできませんが、現代的なカルチャーシーンは引き続き、興味深く観察したいです。

世界一暮らしやすい街で、国の幸福度も高いのに、人々の笑顔が少ないのも気になります。(きっとまじめなんでしょう)離婚率もウィーンは人口の6割とあまり好ましくない世界一を獲得しているのも意外でした。最近、アメリカの調査機関の発表で、砂糖のとりすぎは短気を起こさせて離婚につながりやすいという統計がありましたが、お菓子の食べ過ぎが関係しているのでしょうか!?(笑)

暮らしやすさ、幸福度の概念はひとそれぞれ。都市の空気や水が汚れていても、楽しい仲間が身近にいなければ不幸でしかないという人もいるでしょうし、自分の好みにあった文化的な楽しみや、ネット回線が通ってなくてもぜんぜん生活に困らないという人もいるでしょう。
震災後、もう本当に欲しいものしかいらないと思えた私ですが、幸せのために何が大切で、何がそうでないのか、いろいろ考える機会を与えてくれたウィーンでの半年間でした。



by rutsu_tobii | 2011-12-03 22:18 | カルチャー

「生活の質、世界一」の街に暮らしてみて #1

先日、アメリカの大手コンサルティング会社の調査により、世界221都市中、ウィーンが世界で最も「生活の質」が高い都市に選ばれたというニュースを目にしました。→CNNニュース。この類の世界の暮らしやすい都市の調査では、常に上位にランキングされているウィーン。実際、そのウィーンに約半年間住んでみた感想は、人口160万人といわれる都市にもかかわらず確かに快適です。
西ヨーロッパの大都市に比べれば、街は清潔で整っているし、公共の交通機関もほぼ時間には正確。ラッシュアワーのような混雑がほとんどないのは驚きです。自然は豊富で、蛇口をひねればアルプスのおいしい水が出てくるのは、今の時代、贅沢なこと。その上、世界有数のクラシック音楽と芸術の文化都市だし...と書いていると、私はなんとも素晴らしく貴重な体験をさせてもらっているのだな、と改めて思います。

しかし、何をもって快適と考えるか、自らの生活の質を高める要素は何なのか、価値観は人それぞれ。ウィーンに移住したアメリカ人の友人によると、移住先選びの基準は、1. 人口密度 2. 交通の利便性 3. 住宅の質と価格 4. 文化的な要素 5. 自然 を重視した結果、ウィーンに特に知り合いや友人がいなかったにもかかわらず、住むことに決めたのだとか。クラシック音楽ファンだったことも大きかったようです。

私の場合、友人の好意により、たまたまウィーンに暮らす機会を得た訳ですが、とりあえず特に気になっていたのは、仕事が快適にできる環境。インターネットは必須でしたが、ミュージアムクォーターとよばれる複数の美術館が集まったエリアや、多くのカフェで、無料のWiFiが使用できるネット環境のよさには感心しました。おかげでこの半年間、時差はあるものの、スカイプを利用して日本にいる仕事関係者はもちろん、実家の両親や友人たちと気軽に顔を見ながら話はできるし、外出先からでもツイッターでリアルタイムにコミュニケーションできる日常に、海外にいるフラストレーションはあまり感じずにいられたのです。(つづく)



by rutsu_tobii | 2011-12-02 21:46 | カルチャー

暦もいろいろ

年賀状のお返事をのろのろと書いているうちに、二十四節気の暦が小寒も過ぎ、挨拶が「寒中見舞い」になってしまいました。実際に、東京は一段と寒さが増してきたようです。
とはいえ、この二十四節気というのは、もともと中国で戦国時代にできた暦を江戸時代に採用したそうで、日本の季節とはズレがあるのだとか。そう考えると、中国本土も広大な上、日本も南北に長いので地域によって気候はさまざま。加えて、近年の気候変動で二十四節気は、ますます現実感のないものになっているかもしれませんね。

今年は卯年ですが、いただいた年賀状の中に、愛猫の写真入りで「今年はネコ年とさせていただきます」と書いていた方がいました。なんでもベトナムの暦によると、2011年はネコ年にあたるそうです。暦というのは国や地域によっていろいろ。お正月にしろ、中国やアジアの国が取り入れている旧暦だと、2011年は2月3日が元旦。イスラエルなどユダヤ教国で採用するユダヤ暦では、9月28日の日没〜30日の日没までが2011年の新年とか。

暦というのは不思議なもので、私も心象的には世間一般でいわれる西暦の1日1日は、毎年、あまり新年という気がしないのです。どちらかというと、本格的に春めいてくる新学期、新年度の方が新年という感じ。
時間の進み方も、10年前の出来事が昨日のように感じこともあれば、1日が経つのが遅いという気がする日もある。

人体時計のように、人体カレンダーのも人それぞれ。Myカレンダーでコトを進めつつも、2011年が1週間が過ぎたことを自覚して、年賀状のお返事含め、やるべきことをサクサクやらないとなー(笑)



by rutsu_tobii | 2011-01-08 10:01 | カルチャー

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
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