トビイ ルツのTraveling Mind

タグ:オーストリア ( 157 ) タグの人気記事




ウォルフガング湖

d0069964_11333914.jpg
「急に海が見たくなって...」と、思っても気軽に見ることができない陸地に囲まれたオーストリア。そのかわりウィーンから車や電車でちょっと遠出すれば、まるで沖縄の海のような美しい青色の湖を見ることができます。

湖が点在するザルツカンマーグートとよばれる湖水エリア。Wolfgangseeウォルフガング湖は、ザルツブルクの町中から車で40分ほどの位置にあります。ザルツブルク中央駅から30分間隔で湖畔の町St.Gilgenサンクト・ギルゲンへバスも出ているので、比較的アクセスしやすい湖のひとつです。
d0069964_11350329.jpg

湖畔の町を周遊する遊覧船に乗り、風に吹かれて心が洗われました。

人が海を見たくなるのは、色や音のリラックス効果、生命が生まれた生物学的な故郷だから、など諸説あるそうです。
湖のある場所も元はといえば海の底。オーストリアの「海」に癒されました。




by rutsu_tobii | 2018-09-22 23:59 | 海外の旅 | Comments(0)

ザルツブルクの朝市

「GO WEST(西へ)」といえば、アメリカの西部開拓の合い言葉。個人的には80年代のペット・ショップ・ボーイズのカバー・ヒット曲が思い出されますが、そんな懐メロなど口づさみながら、ウィーンの西駅から私鉄に乗って西に向かうこと2時間半。到着したのはザルツブルクです。

アメリカの西部は金で栄えましたが、ザルツブルクはその名の通り「Salzザルツ=塩」の町。その昔、近郊の山から掘り出した岩塩は肉の貯蔵に重宝され、世界中に輸出されたことで町に莫大な富をもたらしたそうです。実際、塩は金と同じほどの価値を持っていた時代もあったのだとか。

ザルツブルクの町中に移動すると、ちょうとミラベル宮殿の正門前にある教会付近で大規模な市場が行われていました。週に1度、毎週木曜日に行われている地元の市場だそうで、せっかくなので少しのぞいてみました。

教会の周囲をとり囲むようにチーズや肉、野菜やパンなどの生鮮食品や日用品の市がずらりと並び、たくさんの人出で大混雑。民族衣装のディアンドル姿で買い物する地元の人々も多くみかけました。
屋台で売られている食べ物のシズル感がすごく、何から何までおいしそう!特に人気を集めていたのは揚げたてのBackhendl バックヘンデル(フライドチキン)。お店の人が紙に包んで渡してくれる熱々のチキンを、人々が手づかみで必死にかぶりついている様子は迫力があります。

 ホカホカ湯気がたっている川魚のスープや、グラスでゆっくり楽しむ地ワイン、蜂蜜、ハムやソーセージ類などウィーンとはまた違った品揃えと雰囲気の地元の市場は、まさに西で新たに発掘した楽しみ。またの機会にぜひゆっくり開拓したいです。
d0069964_22323851.jpg

ちなみにバックヘンデルですが、私も食べてみました。衣はシンプルな味付けで塩分控えめ。おみやげついでにザルツブルクのお塩も買って利用するとよいかもしれません。





by rutsu_tobii | 2018-09-21 23:59 | 海外の旅 | Comments(0)

『MY MUSEUM 私のミュージアム訪問記〜ウィーン編(I)〜』

日本とウィーンを往復しながらの生活をはじめて、はや6年。
その間に訪れたウィーンの美術館や博物館についての、個人的な訪問記録をまとめた『MY MUSEUM 私のミュージアム訪問記〜ウィーン編(I)〜』を、先日、電子書籍にて出版しました。

d0069964_20064840.jpg
販売はAmazonのKindleのみ。Kindle Unlimitedでなら無料でお読みいただくことも可能です。

リンク先 ☞ 

ハプスブルク家の帝都として長い歴史があり、音楽や芸術の豊かな文化があるウィーンには、美術館や博物館などのミュージアムが100以上あるといわれています。そんなミュージアムのひとつひとつを訪れていくことで、点と点がつながり、線となってウィーンの町の全貌が見えてくることを、とてもおもしろく感じました。

絵本の創作など普段の仕事と平行して書いていたので、出版に2年もかかってしまいました。訪問も続いており、挿絵などの表現やさらに編集作業を加えていく予定なので、紙の書籍での出版はそれから考えることになりそうです。
発展的かつ実験的なプロジェクトですが、その分、楽しいインスピレーションがいろいろと涌いてきます。

旅行をすると、1度はどこかのミュージアムを訪れませんか? 
不思議なことに、日頃、美術やコレクション鑑賞などしない方も、時間がないといいつつ、思い出づくりのためにミュージアムに出向くはずです。
時にはお連れの方に無理矢理つきあわされて、あまり興味のないミュージアムに足を運んだ方もいることでしょう(笑 
でもミュージアムのように多彩なコレクションが集まる場所には、たったひとつでも、自分だけが興味を持てるものが見つかるはずです。そのコツに気づくと、人生においても視点を変えれば何でも楽しめる気がして、ますますミュージアム巡りが楽しくなりました。

同じウィーン市内でも、ロケーションや建物の建築スタイル、展示コレクションなど世界観が異なるミュージアムを訪れることは、まるで「小さな旅」をすることのようでした。

ウィーンで私が訪問したミュージアム数は、現在ようやく60を超えたくらいでしょうか。
どこもそれぞれ私の記憶に残る、素敵な旅の訪問地です。






by rutsu_tobii | 2017-08-19 20:30 | 著作本 | Comments(0)

新酒を祝うお祭り

 11月に入り、そろそろあちこちのホイリゲ(ワイン居酒屋)から新酒が出来上がったとうわさが聞こえてきました。先日の日曜日は、ワインの産地で有名なニーダーエースタライヒ州の町、Perchtoldosdorfペーツトルドルフで新酒の出来上がりを祝うお祭りがありました。ウィーンから電車で1時間ほどの場所です。

 朝から冷たい雨が降り続くあいにくのお天気だったのですが、市庁舎広場には伝統的な衣装を身につけたたくさんの人たちが集まって、とても楽しげな雰囲気。男性も女性も葡萄の実と色づいた黄色い葉の飾りをジャケットの胸ポケットや、帽子に飾っていたのが印象的でした。
 一番の見物は、着飾った人々と馬、そして音楽隊の行進です。町のシンボルでもある教会からカリヨンの鐘が賑やかに奏でられた後、広場へ向かって一斉に歩き出します。

d0069964_18182118.jpg

 花や藁の飾りをつけたたくましい馬たちは、おとぎ話にでてくるような可愛らしさ。その後の市長をはじめ関係者のスピーチがあったのですが、ステージの上でみんな新酒をグビグビ飲みながら、時事ネタをいれたローカルジョークで人々を涌かせていました。地元愛にあふれた友人達が、お祭りについていろいろとガイドしてくれたのですが、小さなコミュニティならではの親密な雰囲気に、部外者ながらほっこり。お祭りの後は地元客で賑わうホイリゲに直行し、今の時期の名物のアヒルのグリルと新酒を早速いただきました。

 オーストリアの新酒の「解禁」は毎年11月11日といわれていますが、どうやらフランスなどのように厳密な規則は特にないようで、すでに新酒が出来上がったホイリゲでは飲むことができます。若いワインがお好きな方は、お早めに「初物」をお楽しみあれ。




by rutsu_tobii | 2016-11-08 10:00 | 海外の旅 | Comments(0)

万霊節

 11月1日は、キリスト教の万霊節。オーストリアでは国民の休日で、亡くなった方々の魂にお祈りを捧げるために、お墓参りに行くのが習慣になっています。友人は「11月1日は、みんなが一斉にお墓参りに行くので混雑していやだ」と、すでに数日前にご両親のお墓参り。私もお供してラベンダーの花と、ケルトの植物、松ぼっくりやザクロがあしらわれたリースをお供えしました。  
 そして、万霊節の当日、私だけ再び墓地へとお墓参り。ちょうど森に散歩に行く途中でもあったのですが、この地域の習慣だけに、墓地や人々の様子にも興味がありました。いいお天気で、墓地の黄色に色づいた木々が光の中で映えました。直前には彩雲も見れたほどです。混雑というほどではありませんが、人は多く、お墓には品評会で見るような鞠のように大きくてりっぱな菊の花が目立ちます。(西洋の果物や野菜は日本に較べて大きいものが多いですが、菊までが大きいのね!と内心、思ってしまいました)この時期、墓地の入口の前にお花やリースを売る露店が出て、繁盛しています。私はお供えの赤いキャンドルだけ灯してご挨拶してきました。 
 今年は年始からここウィーンや日本でも友人や親族、いくつかの魂とお別れする出来事が続きました。そんな方々にも思いを馳せた11月最初の日でした。




by rutsu_tobii | 2016-11-01 23:59 | 海外の旅

ハロウィーン

 ウィーンでも年々、盛り上がっているハロウィーン。駅の構内で私の前を歩いていた若い女性が、振り返るとかなり本気のゾンビメークをしていて、心臓に悪かったです。(笑)バスに乗ると、黒づくめのゴチック風の衣装と白塗りメークをしていた女性が、スマホをいじりながらお隣に座っていました。そんな方々が薄暗いウィーンの街中にいると、めちゃくちゃリアリティがあります...

 ご近所では、太陽が沈んだ頃からさまざまな仮装をした子供達のグループが、家々を訪ね歩いているのを見かけました。どうやらこの家にも来たようで、階下に住む大家さんがお菓子をあげたそうです。
 
キッチンの流し台の下で見つけた、陶器のジャック・オー・ランダン。今年初めて火を灯してみました。不気味なお顔だと思っていたけど、今日はちょっとうれしそう?
d0069964_20093921.jpg




by rutsu_tobii | 2016-10-31 23:59 | カルチャー

煙突掃除人さん

 しばらく前に大家さんから「近々、煙突掃除人さんがこの家にやってくる」と聞き、心待ちにすることかれこれ幾日。ハロウィーンの早朝、屋根裏部屋へと向かう足音が騒がしいと思ったら、煙突掃除人さんの姿がありました!
 なぜ心待ちにしていたかというと、ドイツやオーストリア、中央ヨーロッパの多くの国では煙突掃除人さんが「幸運のシンボル」になっているから。滅多に会えないからというのが理由らしいです。
 聞けばオーストリアでは2年に1回、煙突の安全チェックが義務付けられているので、2年毎に確実に会えるのですが、ともあれ日本では煙突のない家で暮らす私にとっては、十分エキゾチックな存在。前に借りていた家に一度、煙突チェックでお目にかかったことがあるのですが、黒いオーソドックスな制服と制帽姿で登場し、あっという間にチェックをすませ風のように立ち去ってしまった記憶があります。 

 やってきた煙突掃除人さんは、大柄な30代後半くらいの男性で、黒の制服姿でしたが頭に制帽はなく、歌舞伎役者のカツラの下のように白い布を頭に巻き付けていました。よく見ると制服のデザインやそんなに古めかしくありませんでしたが、トレードマークの肩からかけた黒いホースと黒毛のブラシの掃除道具は、かなり年季が入ったものに見えました。会社で代々使っているものなのかしら...? 

 今回は写真を撮らせてもらった上、「幸運を!」と言ってもらい大満足!「なんなら煙突掃除人の写真カレンダーも売ってるよ」と教えてもらいました。そういえば近年は、毎年、消防士カレンダーが話題になってますよね。ただし制服を脱いだ姿が理由で人気みたいですが(笑)。私はそこまでマニアではないのですが、煙突掃除人カレンダー、見てみたいかも。




by rutsu_tobii | 2016-10-31 23:58 | 海外の旅 | Comments(0)

冬時間

 ヨーロッパは今日から冬時間が始まりました。朝、自動的に現地時間を修正してくれるiPhoneの時計を見ると、アナログ時計より1時間遅れていました。勘違いして、てっきり1時間早まると思っていたのですが、それだと大事な用事に遅れる人がでてくる可能性がありますよね。通常、日曜日に時間変更が行われるので、大多数のビジネスには支障がないとされていますが、毎度人々はどのように生活時間のつじつまをあわせているのか、不思議に思います。

日本との時差は−8時間になりました。これからどんどん日没が早くなり、夜が長くなっていきます。




by rutsu_tobii | 2016-10-30 23:59 | 海外の旅 | Comments(0)

あけましておめでとうございます

新年は大家さんのご家族と、お向かいに住む一人暮らしのエルナおばあちゃん、そして彼女の愛犬アントン君と迎えました。

ウィーンの新年は、たくさんの花火でお祝いすると聞いていましたが、思いがけず、多くの見事な花火を窓越しに観ることができました。
というのも、てっきり街中の人の集まる場所だけでオフィシャルなイベントとして、大きな花火が観られるものと思っていたからです。
実際のところ、郊外の住宅地にもかかわらず、大晦日は21時過ぎた頃からすでにあちこちで花火が上がり始め、23時過ぎにはさらに、その数が増え始めました。そして、年の変わった午前0時に賑やかさは最高潮。ご近所の個人の方々の気合いの入ったお祝いに便乗して、眺めを楽しませていただきました。

大家さんがご用意してくれた夜食のテーブルには、豚さんやてんとう虫、マッシュルームや煙突掃除人さんの小さな置物が置かれていました。これらはすべて、ドイツやオーストリアでいわれる新年の「縁起物」。クリスマス明けから大晦日にかけて、駅前やスーパーの一角で、これらの置物が売られているのを見かけましたが、人によっては毎年のように買って集めたり、贈り物にするのだそうです。

花火の賑やかさに加えて、夜が更けても元気の衰えない大家さんとエルナおばあちゃんの会話に頑張ってついていき、床についたのは夜中の3時過ぎ。クリスマスから新年にかけてのお祭りシーズンは、一応のフィナーレを迎えたのでした。





by rutsu_tobii | 2016-01-03 23:59 | 海外の旅 | Comments(0)

特別なクリスマス

今年のクリスマスは、大家さんと友人家族のお宅に招いていただき、それぞれのお家ならではのクリスマスのスタイルを経験させてもらいました。

お料理の得意な大家さんのご家庭のクリスマスのメイン料理は、鯉。中央ヨーロッパではクリスマスに魚を食べる習慣があるのは知っていましたが、実際に食べるのは初めて。大家さんのお宅では、シュニッツエルのように衣をつけたオーガニックの鯉をたっぷりの油で焼き、レモンを絞っていただきました。 
アーモンドの粉を使ったヴァニラキプフェルや、リンツァーオーゲンとよばれるあんずジャムを使ったクリスマス菓子も、大家さんの手作り。日頃からしょっちゅうお菓子を手作りしてはおすそわけしてくれるのですが、家庭料理の温かさがいっぱいのお食事でした。

友人宅でもいろいろと珍しいものをいただきました。クリスマスケーキは、ニュージーランドから帰国中のお姉さんが手作りした「パブロヴァ」というメレンゲケーキ。白いメレンゲと生クリームにイチゴが乗ったケーキは、ニュージーランドのクリスマスケーキの定番だそうです。
木の実から作ったほろ苦い蒸留酒も、初めて飲みました。青いカシューナッツを使って作るシュナップス。とある農家の女性がお父さんから受け継いだオリジナルのレシピで、クリスマスマーケットで売る時だけに作るものだそうでした。

お家の居間に2mほどの高さの大きなクリスマスツリーが、美しく飾りつけられていました。ツリーの下には、宛名が書かれたプレゼントが置かれています。部屋の電気を消して、ツリーにつけたロウソクに火を灯すと、部屋にいたみんなが一緒に「もみの木」や「きよしこの夜」を静かに歌い始めました。もちろんドイツ語なのですが、日本でも親しまれている歌が聞けた親近感と、クリスマスならではの親密で温かい雰囲気にとても感動した瞬間です。

クリスマスツリーの下には、友人家族から私宛へのカードがあって、そこには、後日受け取る素敵なプレゼントのことが書かれていました。今年のクリスマスは、たくさんの人のおかげで、とても特別なものになりました。
d0069964_06014138.jpg





by rutsu_tobii | 2015-12-26 23:59 | 海外の旅 | Comments(0)

トビイ ルツ|TOBII & RUTSU「ペン一本でどこでも行ける」生活に憧れるイラストレーター&モノ書きです
by rutsu_tobii
プロフィールを見る
更新通知を受け取る

最新の記事

初めての砂湯体験
at 2018-10-13 23:59
アニッシュ カプーア IN 別府
at 2018-10-08 23:59
生き方を学ぶ
at 2018-10-03 23:59
ウォルフガング湖
at 2018-09-22 23:59
ザルツブルクの朝市
at 2018-09-21 23:59

フォロー中のブログ