初めての砂湯体験
遠方よりやってきた友人を案内して、別府のユニークな温泉をいくつか巡ってきました。
今回は、私自身も未体験だった砂湯を訪問。別府では竹瓦温泉や鉄輪のいくつかの温泉施設内にも砂湯があります。今回訪れたのは上人の海に面した「別府海浜砂場」という公営の砂湯。海の側で景色を見ながら楽しめる屋外の砂湯です。
秋晴れの爽やかな日。土曜日ということもあり、午前中から大勢のお客さんがすでに順番待ちの列に並んでいます。順番待ちの間は、外にある足湯で海をみながらくつろぐこともできます。

自分の番号が呼ばれ、窓口で渡された浴衣に着替えると、砂場へ向かいます。
ちなみに砂湯体験中に、砂をかけてくれる女性スタッフが写真を撮ってくれるとのことで、タオルとスマホも持参です。
熱すぎるのは苦手なので、スタッフの女性にお伝えすると、加減が可能なようで承知してくれました。子供の時の海遊び以来の「生き埋め体験」(?)に、ワクワクしながら直立姿勢で横になります。
体を包む砂の重みは大変心地よく、寝ている間は目の前の青い空と雲、そして波の音に癒されます。砂に埋まっている時間は15分ほどでしたが、ぬる湯といった感じの温度で十分温まりました。時間が来ると屋内のお風呂場に移動。浴衣を脱いで体についた砂を落とし、一連の海辺のセラピー体験は終了です。
大変ユニークな体験で楽しかったのですが、気づいた点をひとつ。
施設が古く、脱衣場もお風呂もかなりせまいです。貴重品などの荷物はお風呂場前にあるロッカーに預けることをおすすめします。脱衣場内にもロッカーはありますが、数が少なく混雑時は空いているロッカーが足りなくなる可能性があります。
ユニークなスタイルの温泉とあって、多くの外国人客も楽しんでいました。施設のリニューアルを期待したいなあ。

ユニークなスタイルの温泉とあって、多くの外国人客も楽しんでいました。施設のリニューアルを期待したいなあ。
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by rutsu_tobii
| 2018-10-13 23:59
| 健康&美容
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アニッシュ カプーア IN 別府
いよいよ10月6日から大分で始まった「第33回国民文化祭・おおいた2018」。県内各地でいろんなイベントが予定され、楽しみな限りなのですが、よく晴れた秋空を見ていても立ってもいられず、別府公園に駆けつけました。
Anish Kapoor アニッシュ・カプーア「Sky Mirror」
まるで地上に青い地球が浮かんでいるよう。宇宙を感じます。
朝焼けや夕焼けの中で見たら「火星」が見つかるのかな?
青空に飛行機雲が通ったら、どんな風に見えるのかな?
夜空の星もここで見えるのかしら?
巨大な円盤状の鏡は、まさに空の万華鏡。
「一期一会」の空に出会えます。
会期は11/25まで。詳細は↓↓
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by rutsu_tobii
| 2018-10-08 23:59
| アート&デザイン
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別府の桜スポット
今年も桜の時期がやってきました。

境川周辺。 
別府駅からのアクセスもよい別府公園。 桜以外にもチューリップやクロッカス、パンジー、ツツジなどいろんな花がいっせいに咲き乱れ、すごいことになっていました。 広々としている園内は、別府在住の外国人居住者や観光客にも人気の桜スポット。音楽を奏でたり、バトミントンをしたり、いろんなスタイルで桜を楽しむ人たちが見られます。 
鶴見山が間近に見える公園は、静かで個人的にも好きな場所。 ここには、みごとな梅の木もたくさんあり、今年は桜と一緒に見れました。 
実相寺の山の周辺。 ふもとにあるサッカー場内の桜を遠くから眺めるのもいいですし、山の斜面に植えられた八重桜は見応えがあります。 頂上にある仏舎利塔の上からは、遠くの高崎山と別府の町と一緒に桜の眺めが楽しめます。
他にも鉄輪付近の大観山周辺など、桜スポットはたくさん。 住宅地や並木道のあちこちに桜があふれています。 別府の日常に溶け込んだ桜の姿、ぜひ来年のお花見の参考にしてください。
いつもながら、花が咲くことで桜の木の存在に気がつきます。しかも遠くからでもわかる、華やかな姿。
特に今年はいっせいに満開になったおかげで、別府の町にいかに桜が多いか、改めて気がつきました。
まれにみるお天気続きの春。1年に一度のこととあって市内のあちこちの桜の様子が気になり、桜ハンティングしてきました。

別府の町の真ん中あたりを東西に流れる川沿いは、桜の名所。一足先にこいのぼりが泳ぐ様子は、桜の時期の風物詩になっています。


観海寺温泉に近い南立石公園。
山を切り開いて作った場所と聞きましたが、山桜や野生の木々の花も楽しめる素朴さが残っています。

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by rutsu_tobii
| 2018-04-05 23:00
| 国内の旅
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春を告げる野焼き



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by rutsu_tobii
| 2018-04-02 23:00
| 国内の旅
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今年は犬!すじ湯の竹札
旧暦のお正月も過ぎた2018年2月。
別府鉄輪・すじ湯温泉の本年度の会員証が出来上がりました。
昨年度から始まった会員制。会員証は竹札で、毎年干支にちなんで絵がかわります。
すじ湯温泉について、詳しくは昨年のこちらの記事にて https://rutsu.exblog.jp/23857494/
酉年のトリ(不死鳥)のキャラクター「すーじー」に変わって、今年は犬の「すーじー」にバトンタッチ。すじ湯に入って、のびのび「すじ」をのばしております。
男性用と女性用で2色の色違いをご用意。
すじ湯温泉の入口で、狛犬のように2匹の絵の看板が、みなさまをお待ちしております♪
ちなみに、会員制による多くの方からの支援により、すじ湯温泉は順調に運営を続けており、屋根の改修のめどがたったそうです。(鉄輪かわら版より)よかったですね!
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by rutsu_tobii
| 2018-02-25 17:00
| 健康&美容
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11月に個展をします
●日時:11/18(土)〜11/26(日)10時〜17時 (会期中無休)
●別府・鉄輪(かんなわ)『冨士屋Gallery ー也百はなやもも』
●絵本『しまうまシリーズ』の原画展(1階)
●『MY MUSEUM ウィーン2』銅版画・水彩画展(2階)
同時開催は、2015年に行った個展『MY MUSEUM ウィーン』に続き、ウィーンのミュージアム(美術館や博物館)で見つけた私のお気に入りの作品から得たファンタジーが、作品づくりのテーマ。今回は8月に電子書籍で出版した『MY MUSEUM私のミュージアム訪問記〜ウィーン編〜(I)』に関連して、本文で紹介しているミュージアムの印象的な作品や訪問時の想い出が、インスピレーションになっています。
本の内容とリンクしていますので、紙の書籍の挿絵を楽しむような感じで、繊細で色鮮やかなイラストを原画を間近にご覧ください。
『ベップ・アートマンス』ということで、別府に関連した新作イラストも数点展示予定。
まったくテーマも絵のスタイルも異なる2本立ての個展。私自身、大変楽しみにしております。
11月は、アートと温泉を楽しむ別府の旅をご計画ください!
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by rutsu_tobii
| 2017-10-03 23:00
| アート&デザイン
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すじ湯my温泉会員募集
別府の湯治文化の中心地である鉄輪地区。旅行者や一般の方々も入湯することができる公衆浴場がたくさんある地域ですが、ここに昭和の初期から親しまれてきた湯治専用のお湯「すじ湯」温泉があります。水道がなく源泉100%のかけ流し。石けんやシャンプーの使用禁止。「すじ湯」は名前のとおり筋に効く、筋肉痛などで傷んだからだをほぐしてくれる「効き湯」として、全国から足を運ぶファンも多い温泉でした。
2015年にお世話をする組合員の減少で存続が難しくなり、閉鎖を余儀なくされたのですが、昨年、サポーターたちの努力で復活。そして今後もすじ湯を存続できるように、個人組合員で支える「MY温泉」の制度が始まりました。年間2000円(1200円+会員証800円)で何度でも入湯できるシステム。地域の垣根を超えて、全国のファンで支える新しい組合湯のモデルケースを目指しています。
このほど、会員証にあたる竹札のイラストを描かせていただきました。2014,2015年に個展会場としてお世話になった鉄輪・冨士屋さんを通じてのご縁です。
モチーフは毎年、干支にちなんで変わります。今年は酉。復活したすじ湯、そしてお湯に浸かった方々が元気に蘇りますようにと願いをこめて不死鳥です。トリさんが元気におっす、と挨拶をしています。男性用がブルー、女性用がピンク。キャラクター名は「すーじー」と命名されました。
昨日2/12(日)に、会員募集イベントがすじ湯で行われ、粉雪が舞う中、遠くは東京から個人会員の方々が続々とエントリーしてくださいました!会員証の竹札には先着順で会員番号がついているのですが、男性の1番の方は別府八湯温泉道組合の会員さん。別府の温泉に詳しい温泉道のメンバーの方々も「すじ湯」を絶賛、復活を喜んでいました。
水道がなく、源泉を冷まして入るすじ湯は、以前は熱い!と言われていましたが、昨年夏に組合長お手製の竹ぼうきの冷却装置ができ、快適温度に保たれています。まだまだ寒い時期が続きますが、すーじーの竹札片手にぜひすじ湯に浸かりに来てくださいね。
会員は引き続き、事務局(TEL0977-66-3251 冨士屋)にて募集しています!
こちらにもmy温泉の会員制度について詳しい紹介があります。
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by rutsu_tobii
| 2017-02-13 12:00
| 社会
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ベップ・アート・マンス2016
先日、ネットのニュースで出身地である別府が、全国の市町村別の「魅力度ランキング」で、10位だということを知りました。
なんと新宿区や軽井沢町よりも上!
いろんな調査基準があるのでしょうが、自分が思う以上に全国では多くの方が、別府に魅力を見いだしてくれているのだと思います。
別府には確かに、天然資源である温泉以外にもたくさんの魅力があります。
近年、ますます活発になっている文化的な活動もそのひとつ。
今年も別府では、毎年恒例の市民文化祭『ベップ・アート・マンス』が開催中です。プログラムを見てみると、例年にもまして場所や内容がバラエティ豊か。私も2014年に個展で初めて参加させていただきましたが、それがご縁で今まで訪れたことのなかった別府の素敵な場所を知ったり、個展にいらっしゃった県外の方々から、逆に別府の穴場を教えてもらったりと、とても新鮮な体験でした。
別府とウィーンを往復する生活をしてはや5年。
別府の魅力、日本の魅力。その中に住んでいると見過ごしてしまいがちですが、私はいつもそれをウィーン滞在中に気づかされるのです。
『ベップ・アート・マンス2016』開催中〜11月30日
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by rutsu_tobii
| 2016-11-03 17:30
| アート&デザイン
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「大地の出汁」の薬膳スープ
「食」は大事な旅の体験のひとつ。世界中どこに行っても必ずご当地名物や旬の味があるものですが、案外「この場所に来ない限り体験できないな」と思えるような、印象深い料理を見つけるのは難しいものです。
その点「これぞ究極的にユニークな土地の味かもしれない」と感じた一品がありました。別府の鉄輪温泉に4月にオープンした『蒸士茶楼(むしちゃろう)』でいただいた、薬膳スープです。
鉄輪は、豊富に湧き出る高温の温泉の蒸気を利用した「地獄蒸し」という方法で、昔から煮炊きが日常的に行われている場所。多くの湯治宿の中や軒先で、もくもく上がる蒸気の「天然のコンロ」でお湯を涌かしたり、蒸し料理を作る様子が見られます。
私がいただいた薬膳スープも、そんな独特な土地の性質を利用して作ったスープ。雲南料理で使う鍋が使われているのですが、フタの部分が煙突のように尖ったモロッコのタジン鍋に似た形をしています。その中に厳選した多種類の薬草と食材を入れて、長い時間温泉の蒸気で蒸すと鍋の中の「気体」が、温泉と食材の旨味が凝縮された滋味深い「液体」のスープへと変わっているのです。
オーナーシェフの前田さんは、長年、別府の有名ホテルで中華料理長を務めた方。さらに「低温スチーム製法」という、45度〜95度までの繊細な温度調整で食材の成分を最大限おいしく健康的に調理する方法のチーフインストラクターでもあります。この低温スチーム製法を温泉の蒸気を使って行うために、自分のお店をオープンするにあたり、特注で世界に一台しかない蒸気式の加熱器を作ってしまいました。
お店で出されるコース料理はどれも、大分の食材と温泉の成分が溶けあった体にも優しい味。地熱利用したエコな料理は、地球にも優しいですね。鉄輪の飲泉用の温泉を口にしてみるとわかるのですが、ミネラル成分なのかやや塩味のような、すでにそれだけで「大地の出汁」がついているのです。
そういえば、お店の近くの通りで見かけた鉄輪温泉の解説看板に、興味深いことが書いてありました。約50年前に降った雨水が土地に染み込んで火山により温められたものが、今、別府に湧き出ている温泉だそうです。
約半世紀もの間、別府の地下でじっくり温められた「大地の出汁」で作る薬膳スープ。言葉に表せない何とも感慨深い味がしたのでした。
低温スチーム&ドライ薬膳レストラン『蒸士茶楼』のfacebookページ
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by rutsu_tobii
| 2016-05-24 23:59
| 食
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地震のこと
4月中旬に起きた熊本と大分での大きな地震。私の実家がある別府でも大きな揺れがあり、多くの方々が心配して連絡をくれました。幸い今のところ身近に大きな被害は起こっておらず、ありがたいことに普段どおりの生活をしていますので、ご安心ください。
実際のところ市内の様子はどうなのかずっと気になっていたので、GWの初日、観光地の鉄輪(かんなわ)エリアに行ってみました。昨年も個展会場としてお世話になった冨士屋さんによると、どこも通常営業しているものの、8割ほど宿の予約キャンセルがでてしまったそうです。とはいえ、私が訪れた時も、いつもほどの賑わいではないとはいえ、家族連れや若いグループ客などがなごやかに足湯や地獄蒸しを楽しんでいました。連休中は概ねお天気もいいようですし、出足が回復するかもしれませんね。
別府は温泉の湧出量が日本で一番多い場所です。人が入浴できる湧出量では世界一。加えて世界で11種類あるといわれる温泉の種類のうち、10種類が別府にあるのだとか。(出典HP参照)地球上でも自然に恵まれた、希有な場所。そんな恵みももたらしてくれる大地が揺れる度に、恐れというよりも畏れ、そして自然への感謝の気持ちを忘れてはいけないと敬虔な気持ちにさせられます。普段は忘れがちですが、地球に住む限りどこにいようとも、大地の上に家を建て、空気を吸い、水や生物をいただいて、自然と共に生きていかなくてはいけないのですから。
大きな被害がでた地域でも、少しでも早く元通りの生活ができるように願ってやみません。自然が人間と共に健やかに生きることを協力してくれますように。
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by rutsu_tobii
| 2016-04-30 23:59
| 社会
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